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愛未
『あれって、うそ!!噂の5人よ!』
愛未
『…カッコイイ、』
「あ~周りに女の子付いてる」
「てかもういいでしょ?私達には相当釣り合わないし!ね??」
愛未
『ちょっと、夢だけでも見させてよ~!!』
ってなことがあったのに
どうしてこうなったんだろう。
愛未から逃げた矢先に彼らがいて
前を見て走ってなかったせいでぶつかって
今、その人たちに怪我の心配されてて…
えっと、これは、え?夢、?
「…す、す、すみませんでしたぁ!!」
これぞ、逃げるが勝ちってやつだな
だけど、彼らを甘く見すぎた
"ねぇ、そこの君、あのさっきぶつかってきた女の子の名前知ってる?"
"知ってる人いたら教えて?な?"
"知っとんねやろ、ほら、言ってみや"
女の子
『楠木あなたちゃんって、子です』
女の子
『確か、1-Aだったと思います、』
"ふーん、頭いいんだ"
"ふ、興味無いねんけどそんな子"
こんな会話があったなんて走り去った私には知らない
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。