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「あっ、愛未(マナミ)!」
この子は私の親友の愛未。
愛未
『どーしたの?そんなに慌てて』
「クラス表見た!?愛未と同じクラス!!!」
愛未
『あ、ほんと!?よかったあ』
「……ねぇほんとに思ってる!?笑」
愛未
『思ってる思ってる!』
愛未
『そういやこの学園、ものすごくイケメンが居てるそうなの』
「…へぇ、そーなんだ」
愛未
『イケメンなんだよ、?なんで興味無さそうなのよ!!』
「偏見だけど、イケメン=性格悪いってなってるからしょうがないよ」
愛未
『…あなたって子は、』
愛未
『1人以外先輩らしいの、ねぇその1人の男の子と仲良くなれたら私たちその先輩達と仲良くなれるんじゃ…』
「…アホだね、愛未」
「そんな都合よく仲良くなんてしてくれないよ」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。