第3話

#2
87
2018/03/18 22:34
2人でさくらを眺めていると、定員さんが料理の注文を聞いてきた。僕達は一通り答えると、定員さんは笑顔で去っていった。

しばらくして、僕はトイレに行きたくなり、先輩に軽く声掛けトイレに向かった。

しかし、あのさくらを見る度に彼女の笑顔を思い出す。
あの、ドキドキした感情…

手を洗いって先輩の元に戻ると、もう料理は来ていたみたいで、テーブルに頼んだ料理が並んでいた。


けれど先輩の姿はなかった。

「あれ、先輩?」

あたりを見回しても先輩らしき人は誰もいなく、あるのはテーブルの上のお金だけ

もしかして帰ったのかな。課長からの呼び出しとか?

僕は一人で料理を食べる。一応先輩からメールが来ているか確認したら不在着信が来ていた。

その下にはLINEのメッセージ
それを開いた。
大智
大智
佳奈が事故で重体らしい
大智
大智
これ見たらすぐ来い
俺は車を大急ぎで走らせ、先輩から聞いた病院へ向かった。






「佳奈っ!先輩佳奈は?」

大智)今手術中だ。あんまり大き声出すな。

「すみません。」


病院のソファに先輩と腰掛け佳奈を待つ。

「原因は、」

大智)居眠り運転だそうだ。クソジジイまじ許さねぇ、

「ほんとですよ。でも、乱暴は良くないですよ先輩」

大智)分かってるよ。



沈黙の時間が続き

3時間後バチッと手術中のライトが消えた。

中から病院の先生が出てきて、僕らと佳奈の両親の前に来てかなの現状を話してくれた


先生)手術は成功しましたが、その、とても
言いずらいのですが、

僕の心臓は引きちぎれるほど高鳴った。
先生のことを見てられないほど、


“記憶を失っています“



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