急に練習試合をすると言い出した顧問。
その言葉に皆はもちろん猛反対。
投げやり顧問の言葉に皆沈みながらもグーとパーに分かれた。
とんでもない声があがる。
何故か?
一試合目のAグルには私が、敵のBグルにはユンギっていう形になっちゃったから。
そんな会話をしていると。
三試合目に出る事になったミンジュンが笑う。
ユンギも笑った。
“ピッ”
笛が吹かれたと同時にボールが宙へ。
私とユンギはそのボールを自分のチームへ投げる為にジャンプした。
“バシッ”
ボールは私の方が早く投げられた。
私のグループはBチームのゴールへ向かう。
ボールを取られる。
ユンギがゴールの辺りへ来た。
ゴールへ投げられたボールを私はキャッチした。
ユンギはすぐに追ってきた。
けど私はゴールにボールを入れて点を取った。
“キュッキュッキュッ”
バッシュの音が響く。
でもその音もダンス部の音楽の音で消されていった。
やっと試合終了。
私は挨拶が終わった後、ミンジュンのいる場所に行った。
後ろからユンギが追いかけてくる。
そこに現れたミンジュン氏。
ミンジュンの嘘もユンギの嘘もとてもじゃないぐらい分かりやすいんだよねㅋㅋ
ユンギとミンジュンは体育館の端へと歩いて行った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!