私はモロに連絡をした。
《📞どうした?》
《📞午後からなら、時間取れる》
《📞分かった…なるべく早く行く》
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午後になって諸岡が訪ねて来た。
《見せたい物って…》
映像を見終わって…
《鈴木。相変わらずだな…この冷酷な目つき…獲物を見つけて狙っている目だ。それから、この癖…最後は自信たっぷりな顔だな。ってか嶋川、お前…わざと仕向けたな?》
その時、ドアをノックする音がした。
私は潤が持って来た情報を見て…
《嶋川…?ちょっと見て良いですか?》
2人は覗き込んだ。
《嶋川これ…》
【📞嶋川さん、すぐにパソコン見て下さい。鈴木の情報…】
【📞今ですか?銀座です。今から伺います!】
【でも、どうやって…?】
全て揃ったところで…
私は、そう言って全員の顔を見た!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!