結局、彼らの担当だった五十嵐は退社の形になって、私と他の部下と分けて担当する事になった。
『謝罪に行って来ないと…今日は何社回れるかな?』なんて思いながら会社に向かった。
途中で、潤に声を掛けられた事も気づいてない…
そう言った途端に倒れそうになって…
その途端に完全に倒れた。
潤は私を抱き抱えて自分達の会社に連れて行ってくれた。
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私は目が覚めた。
それから、しばらくの間、みんなと一緒に居たけど…
みんなで昼食を食べながら昔話をして…
私の居場所はここなんだ…って思った。
仕事を通してだけど…また、みんなに会えた。これから一緒に頑張って行けるんだって思っていたけど…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。