この想い伝えたいんだ
~ンダホside~
ペケが彼女が働いているCafeを教えてくれた。
ライバルではあるけど、
やっぱり友達なんだなぁ(*^^*)
隠し事は一切しない。
好きって気持ちは同じだからね。
それで俺はシルクとザカオと3人でCafeに来た。
さすがに1人で入るのは勇者すぎるw
それにもうこの2人には話してるから。
カランコロン
「いらっしゃいませー!」
店員さんが来て席まで案内してくれる。
彼女は…いないのかな。
残念。
注文をして3人でお喋りをする。
シ「んで?彼女は?」
ン「んー、居ないみたいだね…」
ザ「しょうがないよ、毎日いるとは限らないし」
そうだよね、
毎日働いてたら倒れちゃうもんね。
お休みは必要だ。
しばらくすると料理が運ばれてきた。
「おまたせしました!」
ン「あ」
料理を運んできたのは彼女だ。
サラサラの短い髪。
あの時は夜だし暗くて分かんなかったけど、
めっちゃ可愛い。
「どうかしましたか?」
ン「あ、い、いいえ!ありがとうございます!」
「ふふ(*^^*)ごゆっくりどうぞ!」
見とれてたのバレたかな?
恥ずかしい///
シ「あの子か」
ン「うん…」
ザ「…超可愛いじゃん」
ン「ね、そうだよね!笑った顔とか特に!」
ザ「ははw1つ言うなら、めっちゃ俺好み♡」
あ、そう言えばザカオはショートが大好きなんだった。
ン「だ、ダメ!!!」
ザ「えー何がw」
つい大声を出しちゃった。
周りの人が見てる。
ン「あ、すみません(A;´・ω・)アセアセ」
ザ「安心して!友達の好きな人取ったりしないからw」
シ「まあ頑張れよ(*^^*)」
ン「うん…///」
遠くから彼女が働く姿を見る。
テキパキしてて
色んなお客に笑顔を振り撒いていて
お客さんが帰る時までずっとニコニコしてる。
その後も次々お客さんは入ってきて
トラブルが起きてもすぐ対処して
帰っていくお客さんはみんな笑顔になる。
すごいな。カッコイイな。
その姿を見ていると
ドキドキが止まらない。
胸の奥がキューッて締め付けられる。
俺は彼女のことを何も知らない。
もしかしたら彼氏がいるかもしれない。
あんなに可愛いんだもの。
でも…
本当は今すぐに伝えたい。
『好きです』って。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。