第2話
ー BTS WORLD Ⅱ ー
〜 JM side. 〜
キスをされた。
ファーストキスだった。
高校三年生。
平凡な毎日を送っていた。
代わり映えのない街。
代わり映えのない風景。
そこにジョングクが現れた。
人目見た瞬間に、僕は恋に落ちた。
僕より年下だと言う彼は、
僕より背が高くて、男らしくて、
かっこよくて、
"初恋"というものを初めてした。
毎日同じ生活の繰り返しだった僕にとって、
ジョングクという存在は
大切な光になっていた。
会う度にドキドキして、
"今日は来るのかな"
なんて毎日期待して。
そんな彼にキスをされた。
甘くて、クラクラして、
あんな感覚は初めてだった。
「ジョングガ。」