シロside
私は両親から忌み嫌われていた。
というより、見向きもされていなかった。
どうせ、大人まで生きることができないからと。
ワタシも、諦めていた。
対処法なんてないし、探すつもりもなかった。
それが、運命なのだと、諦めていた。
けど、お兄ちゃんだけは違った。
両親からワタシに関わるなと
つよく言われても普通に接してくれた。
多分それが気に食わなかったのだろう。
ワタシは家を追い出された。
、、、もちろん無一文で、何も持たされず。
どこへ行く宛てもなく、ただぼーっとしていた。
お兄ちゃんはワタシが家を追い出されたことを知り
急いで追いかけてきてくれた。
その時に言われた言葉が、ワタシの生きる希望だった。
"絶対に助けるから"
が、どこから知ったのか、両親がお兄ちゃんを
引きずって家へと戻って行った。
その後、ワタシはとある人に拾われた。
そして、塔の管理人を任された。
それと並行しながら解決策を探していた。
確かにワタシの病気を治す方法はあった。
けど、それはとても残酷なものだった。
でも、今お兄ちゃんはそれを実行しようとしている。
、、だから、止めなきゃ。
あ、、、みなさん、、
アルドさんから聞いていないんですね、、。
いや、アルドさんが気を使ってくれただけでしょうか、。
ワタシは皆さんに自分のことを説明した。
ワタシがそういうと、お兄ちゃんは座り込んだ。
もしかして、わかってくれたのかな?
そして、お兄ちゃんが口を開いた。
その瞬間、地面が大きく揺れた。
トワさんたちは今の衝撃で目を覚ましたらしい。
でも、もう装置が起動してしまった。
この揺れもそれなのだろう。
強い揺れのせいで地面にヒビが入った。
地面が割れ、下に落ちていく。
下を向けば、お兄ちゃんが言っていた
装置らしきものが見えた。
その装置はまばゆい光を放っている。
なすすべもなく、ワタシは意識を手放した。
どうして
どうしてこうなった
僕は間違っていなかったはず
その通りに動いてきた
、、、やり直したい
ナニがダメだったのだろうか
やり直したい
リンカside終了
























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。