第41話

三十六話目。
35
2026/06/03 06:46 更新
ナツイロside







捕えられた場所をぶっ壊して数日後。










クロウと名乗った人物が投げた

煙玉をくらってからずっと頭が痛い。


それに、あいつが言っていた

「覚えていない」という言葉も気になる。



あいつの逃げた手段はどこかで見たことがあるような、、。


それに、クロウという名前にも聞き覚えがある。
ナツイロ
ナツイロ
うーん、、、


そう考えていると、声をかけられた。
カン
カン
ちょっといいか。



そう言われてカンに連れてこられたのは

数日前にぶっ壊した場所。
ナツイロ
ナツイロ
どうしたの?
カン
カン
、この場所、見覚えがないか?
ナツイロ
ナツイロ
、?




そこはボク達が捕まっていた場所ではなく、


窓も無くて外側から鍵がかけられる部屋。
ナツイロ
ナツイロ
なにここ、、


床は少し黒ずんでいる。


もしかしてこれ、黒インクの跡、、、?




そう考えていると、頭に痛みがはしった。
ナツイロ
ナツイロ
い"ッ、、、!?


あまりの痛みに頭を抑えてしゃがみ込む。





痛みとともにナニカの記憶が流れ込んでくる。


そうだ、どうして今まで気づかなかったんだろう。





黒インクが使えるようになったのは

バグに巻き込まれたから、、、じゃない。




クロウという名に聞き覚えがあったのも、

あの逃げる手段に見覚えがあったのも。





ボクたちはあいつに黒インクを使えるようにされたんだ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)


あの時は、確かボクたちがバトルに勝った後。



ある人からジュースを渡されて、それを飲んだ。





最初は普通だったが、だんだんと眠気が襲ってきて。


眠くて、その場に倒れ込んだんだ。


ただ、飲まなかった人もいた。



それが、アルド。





眠気で動けないボクたちをおいて

逃げれば良かったのに逃げなかった。



、その時に「俺は仲間思いなんでね」って言ってたっけ。


アルドが気絶させられるところまでは覚えている。






次に目を開けた時には窓もない部屋だった。


扉が開かなくて、武器もなく何もできなかった。


そのときに、部屋に黒い煙が充満したんだ。




臭いもなかったけど嫌な予感はした。



最初は吸わないように頑張っていたけれど

その抵抗も虚しく、成り行きに身を任せた。


その後のことはあまり覚えていない。



ただ、ゲソの色が黒っぽくなっていて、

扉に触れたら溶けたのだけを覚えている。


そこから、ボクたちは黒インクを扱えるようになったんだ_


ナツイロ
ナツイロ
っ、は、ッ、、はっ、、、
カン
カン
、大丈夫か、、、?
ナツイロ
ナツイロ
な、なんとか、、、
ナツイロ
ナツイロ
てか、カンはすでに思い出してたの?
カン
カン
まあ、、、ちょっとひっかかったから
ここに来た時に思い出したんだ。


にしても、、、だから見覚えがあったんだ、、。
カン
カン
どうする、他の人達にも思い出させるか?


そこでふと、考えた。



ボクたちは痛みに強い方だけれども

パステルチームの中には痛みに弱い人もいる。


それに、ボクが声を出すくらい痛かったんだ。


はたして、他のみんなが耐えれるだろうか。
ナツイロ
ナツイロ
、やめとこう
カン
カン
、、わかった
ナツイロ
ナツイロ
にしてもここからどうする?


クロウのことを思い出したのはボクたちだけ。
カン
カン
、、自分たちで動くしかないな。
ナツイロ
ナツイロ
、頑張りますかぁ、、、

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