ザワザワ
今日は、この国の人を全員集めて戦争は辞める。ということを言うためにわざわざ国民達にここに集まってもらっている。
もうすぐ、というのは時間があと3分で演説が始まる。ということだ。
私は、ご主人を見る。
その目線に気がついたご主人は私に向かって少し頷く。
時間になったと同時にご主人は国民の前に現れる。
どういうところかって口頭では説明がやりにくいが
舞台のようなものだ。
テラスがあって、そこにご主人がいるって感じの場所だ。
シー…ン
この一言で民は静まり返る。
さすが国。と言うべきか。
威厳のある声量でこのざわつきを静寂と化させた。
静まり返ったところで、ご主人は少し咳払いをしマイクや声を大きくする器具などなく大きな声でこう言った。
この言葉で安心が波紋のように広がる一方で
反対の声もあった。
そりゃそうだ。反対の声も少なからずあるだろう。
でも、その反対の声を上げてる人はほとんどが軍に所属している人。
きっと、自分から志願して入ったのだろう。だから、戦争は正しい。と思い込んでいるのだろう。
ご主人が少し間を置いて語る。
あたりはざわつき始める。
混乱するのは分からなくもない。なぜなら、最初は新聞やラジオによって、この国も戦争に参加する。と報道していたからだ。
事情を知らないから、混乱するのは当然だ。
___私だ。
ドッ!!!!!!
一斉に国民は湧いた。
中には涙を流して喜ぶ家族。
母に抱きつき、泣いて喜ぶものも。
参加しないことに反対だと言っていた者まで、歓声をあげる。
戦争するなら他所へいけ。
守りたい人がいるからこそ動ける事もあるよね。
戦争とか、そういう人の命を奪うことは良くないけど、
自分が『これだ!』って思うものに突き進んで欲しいです。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。