世は海賊時代。
だが、そんな時代なんてワノ国には当然、
伝わってる訳もなく、おかしな時代だ本当に。
世は大正時代。
鬼という人を襲い喰らう化け物がいたんだとか。
その鬼"を絶滅させたであろうものが伝説鬼殺隊"
______ 、、、
「 胡蝶花魁、指名です。 」
着物を着て、化粧をして、営業スマイルとやらを
1人で用意して、お客さんを出迎える。
なんて小さき世の中。
喋り方も、振る舞いも、礼儀も
色々と変わりすぎてて慣れるのに時間がかかった
たった1人で、なぜこの時代に生まれ変わったのか。
みんなと同じ時代に生まれ変わることが出来ていたのならば、そう何度思っただろうか。
私が鬼殺隊になった理由も、
その3人ととある柱がかかわってたな。
ふと、昔を思い出してしまい、
私は外に出た。
そこには、小紫花魁がいた。
あまりの美しさに目を取られてしまった。
息をそっと吸うと花のいい匂いがする。
これでもココ周辺、花の都はいまだに綺麗なまま
その他のこの国は、もう朽ち果てたかのよう。
…… 小紫花魁は将軍様に気に入られている。
美しくて従順で、なんて都合のいい女だろうと
きっと将軍様はそんなことを思ってる。
… 私は、カイドウ という海賊に気に入られている
理由はあまり詳しくは知らない。
でも、多分女のくせに強い覇気とやらを感じた。
そう聞いたことは1度だけある。
カイドウ " この海賊は強い。
自分の周りに敵という敵はいない。
そんな奴に気に入られている。
ただカイドウは子持ちだ。だから、きっと、
妻もいたであろうに、
何故私を気に入るのだろうか
本当に、謎で仕方がない
「 …… お姉さん、これ、落ちましたよ。 」
ただ、夢を見ているかのような気分の時に
とある小さな男の子に私が落としたあろう簪を
拾って私に渡してくれた
まるでそれこそ、本当"の夢のように感じた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。