第8話

6話
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2022/11/13 07:00
あなた
 花の呼吸 ……  


 私が呼吸を使おうとした時だった。






 まさか、小紫ちゃんを切る人がいるなんて

あなた
 なっ …… !! 


 私がもっと早く呼吸を使ってれば良かった?
 私のせいで手遅れになった?
 



 また、私のせいなの?私のせいで人が死ぬの?






 「 あなた……しのぶをお願い…… 」



あなた
 … っは…… はぁ、 はぁ … 



 ダメだ、忘れてはダメ、でも忘れなくちゃ、
 ああ… だめだだめ、余計なことは考えちゃダメ…






あなた
  将軍様、私も見損ないました 
あなた
花の呼吸、肆の方 紅花衣 


 私はそう言いながら将軍様の方へ刀を向けた
将軍オロチ
胡蝶ぉおおお!!何故お前が刀を持っている!!!この国での刀の所持を許されてるのはワシの部下のみ!!
あなた
 …… そんなの、知らなくてもいいです 

 あと一歩でせたのに…… 


あなた
 なぜ、邪魔をするのですか 
あなた
狂死郎様 


 なぜ、あなたが私の刀を受けておられるのですか。


狂死郎
 怒りをぶつける場ではありませんから 




 ニヤリと笑いながら答えるコイツに、
 鬼よりも強い存在がこの時代に沢山いることを








 再度、理解した

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