あなた side .
_ 遊園地デートの日 _
AM 8:00
今日は10時駅前待ち合わせ 。
だけど 、
いつもよりも少しでも可愛く見せたくて 、
早く起きてメイクや髪型 、洋服を決めた 。
AM 9:55
5分待ち合わせ時間よりも早く来てしまった 。
さすがに誰もいない 。
宮川くんだ …
宮川くんも早く来すぎたのかな … ??
やばい …
喋ることがない …
普段喋ったことないのに 、
こんなところでふたりきりとか …
も 、もう無理 …
芹菜 … テオ …
早く来てええええええ !!!!!!
チャリン チャリン 🚲
宮川くんはそう言って 、
私の腕を掴んで自分側に寄せた 。
自分でも顔が真っ赤になるのがわかる …
宮川くんってサラッとこういうこと出来る人なんだ
宮川くんの大きい手 、腕に付けてる時計 。
長い脚 、たまに香る宮川くんのいい匂い 。
宮川くんの全てが新鮮で 、美しくて 、
ああ 、恋ってこういうことなんだなって 。
気づけた 。
も 〜 、テオ …
いっつも誰かのことからかうんだから …
はあ 、
でも … 少し宮川くん嫉妬してくれたかな ??
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お化け屋敷は大嫌いだから 、
絶対に嫌だあああああ …
_______お化け屋敷______
宮川くんは私の腕を掴んで 、
みんなに向かって言った 。
" 俺 、こいつと行くから 。 "
伝えなきゃ …
ほんとのこと伝えなきゃ …
私の中の焦りで咄嗟にでた言葉 。
下を向きながら静かに宮川くんの方を見る 。
引かれた … ? かな 、?
気づいたら私は宮川くんに抱かれていた 。
宮川くんの腕の中にいた 。
まともに顔が見れない 。
私は思わず泣いてしまった 、
宮川くんと両思いになれるなんて
思ってもみなかった 。
︎ 〜 END 〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。