ー 山田 side ー
飲み物 を入れてこようと向かった 給湯室 。
1人で 飲み物 を 入れていると 、 1人だということを いい事に 本音 が ぽろぽろ と 出てくる 。
なんで …こういうときに限って圭人 が いるんだよ …
… 圭人 と 一緒 に いると また 爆発 してしまいそうだ 。
なのに …
圭人 に 質問 してしまった 。
普通なら 、「そっか 」とか 「ありがとう」って答えるべき 。
… 最低だな 俺 。
… 最低だ 最低だ 最低だ 自分は …!!
圭人が 努力 してきたのも知ってる …!!
… 人一倍 頑張ってたのに …
なんで俺は あんな最低な ことしか 言えないんだ …
給湯室から出たあと 、 涙がこぼれ落ちる 。
… 泣きたいのは 圭人 の 方なのに … 。
なんで俺が …被害者 ぶってんだ …
… 圭人 が 被害者 なのに …
こういうところで 差 が 出てるんだな …
やっぱ 圭人 は すげぇやつだよ …
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。