ー あなた side ー
あっちの会社では 沢山 いい 思い出 を 短期間 で 作らせてもらった 。
私は 、 退職願い を 書き 、 夜中に JUMP会社 へ 向かった 。
誰も居ないことを確認し 、 会社内 へ 入る 。
… 朝来れば良かったかな
なんて ビビりながら オフィス へ 向かう 。
そして 、いよいよ 宏太 の 机の前に 。
これを置いただけで辞めたことになるんだ …
そう思っただけで 、 寂しさ が やってくる 。
きっと みんなは すぐ 私の こと を 忘れる 。
そう願いながら 、 退職願いを 宏太 の 机 へ 置いて 、 帰った 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!