『ただいま~』
🦁「おかえりんご~!」
『ねぇお兄ちゃん……』
🦁「ん?な~に?」
『お兄ちゃんってさ…ぐく君と仲いいんでしょ?』
🦁「あぁ、うん!それが?」
『なんで親しくなったの?』
🦁「あぁ……そういうこと……」
お兄ちゃんは私の言葉を聞くと何かに納得したように頷きながらそういうと
今度は少し口角をあげて
🦁「これは、男と男の秘密です~」
とかいってお兄ちゃんの食べかけのみかんゼリーを私の口に無理矢理いれてくる。
🦁「はいっ!お兄ちゃんのみかんゼリーあげたから、この話はこれでおしまいッ♡」
ニコニコしながらまたいつものお兄ちゃんみたいになったかと思えば今度はいつもとは違う顔になり
私のことをお兄ちゃんの膝のところに乗せてきて
🦁「お兄ちゃん……あなたみたいな女の子が好きだなぁ」
とか言いながらさっきから私の太ももをスリスリとしてくる。
『……なにやってんの』
🦁「ンフフ笑ほんとに僕の妹って感じだなぁ笑笑」
そう言ってから私の肩に顔をのせて
🦁「ちょっと寝る………」とかいっちゃうお兄ちゃん。
そんな時お兄ちゃんのスマホから着信音が
見るとそれはどうやら
ぐく君からのものだった
私は欲に負けて
電話にでた
すると
🐰「テヒョニヒョン、今日空いてますか?僕ヒョンと遊びたすぎてやばいんですよ笑笑」
ぐく君からは聞いたことの無い声が聞こえた
それは私がしってるぐく君じゃなく
完全に ちょんじょんぐく の声だった。
next
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。