地下室というだけ、少しばかり肌寒い。
本当にここに麻弥がいるのだろうか。
少し歩くと重たそうな扉が見えた。
すると彼は
と言って別の場所へ行ってしまった。
今更逆らうわけもないので数分待っていたら、鍵らしいものを持った彼が現れた。鍵だけでこの扉は開けられそうとは思わないけど…そう思っていると彼は鍵で扉を開けると軽々しく重い扉を開けた。
彼の腕力に感心していると、彼は時間短縮の為、
私に歩くのをやめて欲しくないのか、
と脅迫じみたことを言ってきた。
=======================================
あれから歩いて10分が経過した。
未だに麻弥が居そうな場所には辿り着かず、
研究所らしき部屋ばかり、同じ風景が広がっている。
あまりにも景色が続いていたので思わずわたしは聞いてしまった。
すると彼は私がいつ言うのかわかっていたように
と余裕そうな表情で簡単に答えた
私は、居ても経ってもいられなくなり、勢いよく部屋の中へ飛び込んでいった。
ただ、大切な友達の安否を願って。
ひたすらに走ったが何故か奥のドアには辿りつかない。
…無限ループ、と言うものだろうか。
…不覚だ。
散々やったじゃないか。
Q1:解き方を示せ
『冷蔵庫のプリンが誰かに食べられてしまった。
幼女Aは「犯人はBです」と発言した。
幼女B,Cもある発言をした。
その後、
『犯人はABCのうち誰か1人』
『犯人だけが発言で本当のことを言った』
ということが分かった。
犯人は誰?』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!