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第1話

序章
1,073
2022/09/20 08:56


" うわ、貞子が来た!逃げろ〜! "


" きゃ〜!! "



あんな幼稚園時代、クソ喰らえだ。
髪がただ人より長かっただけ、それだけでついたあだ名は 貞子 だった。



今思えば、立派ないじめを受けていた幼少期。
それでも一緒にいてくれた男の子がいた。





悟「…大丈夫だよ。一緒にお絵描きしよう」





『…………うんっ!』





五条悟くん。
私にとって彼だけが支えだった。





彼とは小学校も中学校も離れてしまって、もう10年は会っていない。





彼は今いつどこでどんな風に過ごしているのか、そうたまに考える。
きっと、彼のことだから真面目で優しい子に育っているんだろうな。
………なんて思っていたのに !





高校の入学式。
推薦で来た 東京都立呪術高等専門学校 。




校門をくぐり抜けて歩くこと数歩。




?「お〜い!そこの人!」




?「パンフレット落としてるよ〜」






落し物を拾ってくれた人にお礼をいうために振り返った。







『ありがとうございま…』





?「ん?あれ、お前どっかで見たことあるなぁ」




?「ん〜、もうちょいで思い出せそうなんだけどなぁ、、なんだっけかなぁ……えーと、え〜っとねぇ……」





身長の高い男が私の顔をまじまじと見て考えている。
しかも綺麗な顔立ちで。
そんなにまじまじ見られても、、笑





ぱんっと手をたたくと「思い出したわ!」そう叫んだ綺麗な顔立ちの男。






?「お前 貞子 だろ!ほらぁ〜小学ん時、貞子ってあだ名ついてたさぁ……!」







『…………へ?』








?「俺だよ、覚えてる?」







悟「悟だよ、五条悟!」




そういってピースサインを私に向けた彼は




あの時の _____ .






" 大丈夫だよ。一緒にお絵描きしよう "






五条………悟…?






序章 END




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《プロフィール》


作中表記
・呪術廻戦キャラなど「」
・あなた『』



名前 あなた
・10年前、貞子というあだ名でいじめを受けていた彼女。
・五条悟に生きがいを感じていた。
しかし再開した今 五条悟…(?) となっている。




名前 五条悟
・あなたとは10年前同じ幼稚園に入園していて顔見知り。
・今となっては可愛い部分はなくて…(?)




名前 夏油傑
・悟と一緒にいつもいる、前髪が特徴的な男の子。
・切れ長の目でまっすぐとこちらを見てくるため、見透かされているような気がする。
・ミステリアスな子





名前 家入硝子
・泣きぼくろ美人
・高校生なのに喫煙者である
・あなたのことは一緒にいると面白い奴だという認識





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