無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第64話

いじわる王子とメイド

この子が前、玲於が言っていた彩葉さん……しかも、婚約者って……
佐野玲於
佐野玲於
どういうこと…?父さん。
お父さんの跡継ぎは龍友君じゃないの?
お父さん
お父さん
龍友は違う部署の社長になってもらう。
最月グループのな。涼太も亜嵐もだ。
俺の部署の仕事は玲於に向いてると思ってな。



最月グループは様々なチームが違う所で働いている。
もちろんビルも違うし、、、
お父様の言っていることは多分、龍友·涼太·亜嵐·玲於·隼君を全員社長にする気でいる。


お父さん
お父さん
婚約者は彩葉さんが玲於に似合うと思っててな。
しかも、お2人は前にお付き合いしてたんだろ。気が合うと思ってな
美咲彩葉
美咲彩葉
前はごめんね
突然いなくなっちゃって。
私、この時をずっと楽しみにしてたの!!
お義父さまが突然パーティーを開いてくれて


もう、玲於のお父様のことを「お義父さま」呼びだ。

胸がモヤッとして、苦しくなる。

婚約するなら、私と玲於は別れなくちゃいけない。
そんなの嫌だから。
お父さん
お父さん
いいだろ?玲於。



そう聞かれて固まる玲於。
横目でその姿を見る。怯えた様子。

怖いんだ。お父様が。
何をやるか分からないから
佐野玲於
佐野玲於
わ、分かりました…
お父さん
お父さん
そして、あなたさん
中務あなた
中務あなた
あ、はい…
お父さん
お父さん
今は玲於のお世話をしてくれてて助かった。
明日から玲於と彩葉のお世話もよろしくな
中務あなた
中務あなた
えっ…では、明日から彩葉さんは…
美咲彩葉
美咲彩葉
はい!!
明日からここに住ませてもらいます。よろしくお願いします。
お父さん
お父さん
明日、婚約について説明する。午後から会議室に玲於はこい
佐野玲於
佐野玲於
分かりました…


お話は終わって彩葉さんとお父様は一旦家に戻る。
緊張が解けたけどやっぱりドキドキ。





婚約なんて未来、予想はしてなかった


私と玲於は一生離れないと思っていた。




でも、こんなのないよ、、、



…………………………………………………

Reo_side


昨日のお父様に言われたことをずっと気になって眠れなかった。
婚約者って…聞いてないし。

ましてや彩葉なんて……


色々な感情がグルグルしていて気持ち悪い。
あんまりスッキリしないままお父様のお屋敷に入る


あなたがここに来た時も説明したとおり。ここの敷地には3つの建物がある


真ん中のでっかい建物はお父様のお屋敷。
中にはお父様の仕事部屋。
談話室。会議室など仕事に使う様々な部屋がある。


左は兄弟5人の住まい。俺が住んでる所
右はメイド·執事の寮。あなたや伶菜、メンディーが住んでる所


その真ん中の建物に入る
関口メンディー
関口メンディー
あ、玲於様。
おはようございます
佐野玲於
佐野玲於
おはよう。もう昼だけどな。
お父様いるか?
関口メンディー
関口メンディー
もう、会議室で待っていますよ。
彩葉様も
佐野玲於
佐野玲於
そっか、、部屋の場所分かんないから案内して
関口メンディー
関口メンディー
かしこまりました

広い廊下は俺とメンディーだけ。
スリッパが床に擦れて音が鳴る。

『こちらです』

と言った部屋には確かに“会議室“と書かれてあった
佐野玲於
佐野玲於
失礼します
お父さん
お父さん
きたか。玲於。


ドアを開けるともう椅子はひとつを除いて埋まっていた。
お父様の隣の席には彩葉。
見渡すと久々に見る親戚が。
お父さん
お父さん
さて、全員集まった所でやりましょう。玲於、前の空いてる席に座れ
佐野玲於
佐野玲於
はい
お父さん
お父さん
さて。まず玲於を私の跡継ぎになってもらいます。
そして、婚約者が私の隣にいる
美咲彩葉
美咲彩葉
美咲彩葉です。よろしくお願い致します


おぉ…という声が聞こえる。美咲家は有名な名家。

彩葉と目が合う。ニコリと笑った。
何故かその笑顔が偽物のような感じがして寒気がした
お父さん
お父さん
そして、玲於には後高校2年間とちょっと。
彩葉さんと住んもらって絆を深めてもらいます
美咲彩葉
美咲彩葉
はい。
お父さん
お父さん
彩葉さんには玲於の通っている高校の普通科に行ってもらいます。
玲於の婚約者ということで秘密でお願いします
美咲彩葉
美咲彩葉
分かりました



……………彩葉が、転校してくる?
は、?
佐野玲於
佐野玲於
ちょっと待ってよ!!
別に同居すんなら転校しなくてもいいじゃん!!
お父さん
お父さん
お前のためだ。
転校してくれる彩葉さんに感謝しろ!!
佐野玲於
佐野玲於
意味わかんな…っ
お父さん
お父さん
お前今なんて言った
佐野玲於
佐野玲於
何も…
お父さん
お父さん
言っただろ!!
いいか!これは全部お前のためだ。
そうだと思って全部俺に従え!
関口メンディー
関口メンディー
まぁまぁまぁ!お父様!!
お父さん
お父さん
…今日は解散だ。
頭を冷ませ。玲於



お父様が出ていったらぞろぞろと周りにいた親戚たちが帰っていく。
厳しい目で俺に向かってお辞儀してくるから心が痛い。



彩葉も行ってから俺は座っていた所の机をボンッと殴る
関口メンディー
関口メンディー
玲於様…!
佐野玲於
佐野玲於
どうしてだよ……





.
佐野玲於
佐野玲於
なんで俺を自由にさせてくれないんだよ、、、



あなたの笑顔をずっと見ていたかったのに。一生一緒に居たかったのに、


……こんなのあんまりじゃねぇかよ