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第56話

いじわる王子とメイド
佐野玲於
佐野玲於
……いいよ。


彼は真剣な眼差しでこっちを見る。
少し、顔が悲しそうだったけど。
聞きたい。その気持ちが上回った。


屋上でまた踊っていたのか汗がびっしょりだ。
硬い床に座って隣をポンポンと叩く。


座れ…ていうことかな。

風になびく色素の薄い髪が少しだけ私の心を動かしたような感じがした。
佐野玲於
佐野玲於
今から3年前。
俺が中一だった頃。



そこから玲於の過去のストーリーが始まった



…………………………………………………

Reo_side


中一の頃
入学から1ヶ月が経って。打ち解ける人も増えてきているこの頃。
転校生がやってきた。


女の子
女の子
ねぇー!皆!!
今日、転校生来るんだって!
男子
男子
えぇ!?マジ!?
男?女?
女の子
女の子
女の子!!

まだ、普通科とセレブ科に分かれていなくて、セレブと普通のグループに分かれていた。

普通は騒がしい。
セレブは静か。
そんなイメージが定着して、あんまり全員が仲良しではなかった。

でも、これだけの情報で皆が騒いでいた。
男子
男子
ねぇ。佐野ー
佐野玲於
佐野玲於
んー?
男子
男子
転校生。女子だって。可愛い子がいいなー?
佐野玲於
佐野玲於
別に。本読んでるから邪魔すんな
男子
男子
あ…ごめん。

俺はずっと1人だった。
女子なんて興味無いし、尚更恋愛なんて、、、。
チャイムが鳴って、それぞれが席について本を読み始める。
この時間が俺は一番好きだった

そして、またチャイムがなり、朝のHRが始まる。
先生
おはようございます。
今日は転校生が来ています。
それでは入ってきてください
美咲彩葉
美咲彩葉
はい。


ドアが開いて、女の子が前で止まる。
先生が綺麗な時で黒板に名前を書いた。
美咲彩葉
美咲彩葉
美咲彩葉みさきあやはです。
趣味はダンスです。
仲良くしてくれると嬉しいです。
よろしくお願いします!!


"よろしくお願いします~"と皆が言うと、美咲というやつがニコッと笑った。
その笑顔に何故か俺は吸い込まれた
先生
じゃあ…あの、一番後ろの席に座ってもろおうかな

先生がそう指を指した先は俺の隣の席。
美咲彩葉
美咲彩葉
ありがとうございます。

そう呟いて、隣の席に座った。
ちらっと見ると、そちらのお方もこっちを見てて、目が合った。
美咲彩葉
美咲彩葉
よろしくね!
佐野玲於
佐野玲於
あぁ…うん。


それから、ダンスが趣味なのが同じだった所からどんどん話して言った。

ほとんどの話のネタがダンス。

好きなダンサー。
好きなダンスのジャンル。

俺はクランプ。
美咲は、ジャズが得意だった。

一緒に踊ったことあった。

血は繋がってない弟にも紹介した。


俺はいつの間にか美咲を好きになっていた