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第58話

いじわる王子とメイド
小森隼
小森隼
玲於!!
佐野玲於
佐野玲於
あっ…隼。
 彩葉が転校したと知った日のこと。

何故か僕は泣けなくて
大丈夫?と言われたけどなんも答えられなくて。

上手く笑えなくて、


大好きなダンスも休んで俺は早足で家に帰った。
小森隼
小森隼
彩葉ちゃんが転校したって、はぁ…はぁ。聞いて…っ


隼は息を切らして近づいてきた。

そして、俺の胸ぐらを掴んで

「何やってんだよ!!」と言う。

その言葉の意味がイマイチよく分からなくて。
ずっと、頭が働かないまま。


隼は俺の頬を殴っていた。

涙を流しながら。ずっと

白濱亜嵐
白濱亜嵐
隼!!お前っ何やってんだよ!!
片寄涼太
片寄涼太
玲於…!大丈夫!!
小森隼
小森隼
離せよ!!亜嵐くん!!
こいつは…玲於は俺の大切な人を傷つけた!!
白濱亜嵐
白濱亜嵐
なんで、傷つけたなんでわかるんだよ!
小森隼
小森隼
知ってるよ!!
最近、いっつも彩葉ちゃんが玲於について相談するようになった。
玲於より、俺は彩葉ちゃんのことを知っていた!!


なんで、……苛めなんて無視するんだよ……玲於らしくない
俺が殴っても抵抗もしない。
どうしたんだよっ!玲於!!
数原龍友
数原龍友
ちょ、ちょ、ちょ一旦落ち着こうよ。
小森隼
小森隼
彩葉が泣いてたの知らないんじゃん……。
彩葉が苦しんでいたこと知らないんだんよ。






.
佐野玲於
佐野玲於
お、れは…


何やってたんだろう。
目の辺りがもう涙でいっぱいだ。

俺は…彩葉の何も知らなかったんだ。
関口メンディー
関口メンディー
お取り込み中。失礼します。
関口メンディー
関口メンディー
玲於様にお手紙が。

俺らの執事のメンディーはごつい指でその白い封筒を俺に差し出す。

お辞儀をして去っていった。

見ると封筒の下に"美咲彩葉"という文字が。


俺はゆっくりとした手つきで丁寧に塞がれたテープをちぎっていく。

見たら1枚の手紙




玲於へ
ごめんなさい。
突然の転校とかなって。
玲於と最後まで楽しい時間を過ごしたかったから。言えなかった。

付き合って、半年ちょっとかな?
凄く楽しかった。
ありがとう。

でもね、その一面。耐えられなかった。
玲於は悪くないよ。自分を責めないで。

別れよっか。
玲於と私。手紙で言うのもなんだけど。

玲於は私のことを好きではなかったんでしょ?
いつか、また会えるといいね。

その時はまたよろしくね

ずっと、ずっと大好きです。
私以外の誰かと幸せになってね。


美咲彩葉



.
佐野玲於
佐野玲於
彩葉っ!!


叫んだ。俺は。泣いて、赤ちゃんみたいに泣きじゃくって。


一つだけ誤解してたよ。彩葉。

"玲於は私のこと好きじゃなかったんでしょ?"って言う言葉。



違うんだ。


その逆だ。


大好きだったんだよ。



彩葉以外の人と幸せになる運命なんていらないよ。






……………………………………………………
佐野玲於
佐野玲於
っていう話。
中務あなた
中務あなた
うん…


長い長い玲於の過去の話が終わった。

彩葉さん、、、今は何処にいるんだろう。

中務あなた
中務あなた
玲於。
佐野玲於
佐野玲於
……ん?





.
中務あなた
中務あなた
玲於の過去の誤ちも全部。一緒に背負っていきたい。



こんな話の後に発するような言葉じゃないけど。

付き合ってください。






────片思いの終止符を付けさせて