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第57話

いじわる王子とメイド
Reo_side
白濱亜嵐
白濱亜嵐
玲於、最近楽しそうだね
佐野玲於
佐野玲於
えっ、?
数原龍友
数原龍友
ほんとさ~。テンションが高い!!
片寄涼太
片寄涼太
学校嫌いな玲於がルンルン気分で学校行ってるんだよ、、、
お兄ちゃん。感激して泣くわ、、
佐野玲於
佐野玲於
え、やめて。泣かないで。
めんどい。


中2になって、クラス替えをしたら美咲とまた一緒だった。
3年になる時はクラス替えしないからずっと一緒。

さらに、中高一貫校だから高校も一緒。

だからなのか、心がいつもより軽い。
中2になって2日目。
こんな浮かれ気分でいいのか、、、?
関口メンディー
関口メンディー
そろそろ学校に行く時間です。
車にお乗り下さい
佐野玲於
佐野玲於
ごめん。俺歩いていくわ~
関口メンディー
関口メンディー
え、
佐野玲於
佐野玲於
ちょっと一緒に行く人がいるから
数原龍友
数原龍友
うわ、、、あいつ、彼女出来たぞ
佐野玲於
佐野玲於
じゃ、行ってきます



龍友くんの言葉はスルーして←
お気に入りの靴を履いて外に出る。

空は綺麗な空色だった。
ちょっと雨が降ったのか足元には水溜まり。
空色に架かるひとつの虹。
佐野玲於
佐野玲於
めっちゃ綺麗…
美咲彩葉
美咲彩葉
玲於!!
佐野玲於
佐野玲於
あ、彩葉!!
おはよう


手を振る彩葉に向かって走る
中2になってから一段と彩葉は大人っぽくなった。
持っているものも大人っぽいデザインが多い。


女子力が高いって感じ。
美咲彩葉
美咲彩葉
あのさ、、
佐野玲於
佐野玲於
ん?
美咲彩葉
美咲彩葉
手、、、繋ぎたいなぁ~って。
佐野玲於
佐野玲於
うん。いいよ。


彩葉の白い手を優しく握って、また歩き出した。


去年の冬。俺たちは付き合った。
ベンチで告白したら照れながら"私も…"って。
それから、照れながらもずっとこんな感じ。

お兄ちゃん達には言ってないけど、隼は気づいてるんだろうな



中一の時にクールだったからクール王子と呼ばれた。
不思議なことに兄弟ということを隠しているのに。
龍友くん、涼太くん、亜嵐くん、隼にもその異名が付けられた。


俺たちを見てキャーキャーと騒ぐ女子が増え、学校は窮屈なものとなった。
それでも、俺は彩葉と変わらず。
付き合っていた。



でも、ある日。
彩葉と一緒に帰ろうとした日。
美咲彩葉
美咲彩葉
ごめん。ちょっと〇〇ちゃんに呼ばれてて、、、。
先に帰ってていいよ!!
佐野玲於
佐野玲於
いや、待ってる。
一緒に帰りたいな
美咲彩葉
美咲彩葉
じゃあ、ごめんね。
すぐ話を終わらせてくるから待ってて!!





10分が経った。

帰ってきた彩葉は……




頬が赤くなっていた
佐野玲於
佐野玲於
彩葉……?どしたの。そのほっぺ。赤くなってる
美咲彩葉
美咲彩葉
大丈夫。
ただ、ぶつけちゃって


直ぐに嘘だと分かった。
笑顔に霧がかかったみたいな。
そんな、暗い笑顔をしてたから。


でも、俺は……
佐野玲於
佐野玲於
そっか。気をつけなよ


無視をした。


彩葉のSOSにずっと背を向けたんだ。


ずっと。ずっと。

罪悪感に浸りながらも

"彩葉の彼氏"を演じ続けた。


本当はただの傍観者だったのに





3ヶ月が経ったある日。

待ち合わせ場所にも彩葉はいなく、
学校にも来なかった。


LINEは一向に既読がつかない。

そんな中、先生が重い足取りで俺たちの前で口を開いた
先生
美咲彩葉さんは転校しました



彩葉はいなくなっていた