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2019/04/20

第5話

プロローグ5
ホームズ
ホームズ
何も話さない?

愛人がいないなら、いないと言えばいい。

黙秘ということは・・・肯定ともとれるが。
レストレード
レストレード
伯爵が何を考えてるのかわからん。
ただ、自分は妻を殺してない、とだけは主張しているんだ。

ちなみに、聞き込みでも、伯爵はとても愛妻家だと、みな証言している。
ホームズ
ホームズ
・・・。



ホームズは鼻先で手を合わせる。



ホームズ
ホームズ
まるでシェイクスピアのソネット集でも読んでいるような気分だよ。

君にしちゃあ、随分おもしろいそうな事件を持ってきたじゃないか。
レストレード
レストレード
・・・お褒めに預かり光栄だ。

とにかく八方塞がりなんだ。
力を貸してくれないか?
私立探偵のシャーロック・ホームズ殿。



ホームズは無言で立ち上がり、
コートを羽織る。
ホームズ
ホームズ
レストレード君・・・
現場は弄ってないだろうね?



合わせてレストレードも立ち上がる。
レストレード
レストレード
もちろんだ。馬車の手配もしてある


その返事に、
ホームズは満足そうにニヤリと笑った。
ホームズ
ホームズ
結構。
このシャーロック・ホームズ、
君の依頼を引き受けよう。







馬車の行き交う賑やかな街の中ほどにあるカフェ。

そのテラス席から離れていく青年2人の姿を、
ティーカップの中に残されたコーヒーがゆらゆらと映し、

やがて、見えなくなった。







~Prolog fin~