「あれ?お前。そんなもん売ってたっけか。」
少し首を傾げつつ、青いビー玉らしきものを手に取る。
『あーこらこら。勝手に持ってもらっちゃあ困りますよ。一応売り物なんだからさあ…』
「これが売り物?最近は子供も来るようになったのか?」
俺がふざけたようにそう言った。
夢の中だから。〇されるとか、怪我を負う訳では無い。
だからという訳では無いが、そいつは気楽に接してくれる。
その為少しふざけていたわけだ。
『はあ、あんたねえ…これはおもちゃなんかじゃない。ちゃんとした売り物さ。お前さんだって買えるよ。』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。