第6話

chapter6
23
2018/11/02 11:35
そんなところで目が覚めた。



もう朝か...



意味の無い携帯のアラームを止め、むくりと起き上がる。



さむ...



起きかけの目をしぱしぱとさせながら、クローゼットを開けた。



これと、これと...あとこれ。



長袖長ズボンの部屋着を脱ぎ、ぱっぱと着替えを済ませる。


着替え終わった俺は、さながら平社員のようだ。

あまりいい例えではないけど、な。


パンをトーストに入れ、フライパンにバターを敷く。

パンを焼いている間に生卵を1つ、フライパンへと落とした。


形を整えつつ、パンをじわじわと待つ。


威勢のいい音が鳴り、それと同時に火を消した。


目玉焼きをパンに乗せて食べる。

それが俺の朝の食べ方だ。



それが俺のローテーション。

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