第69話
第65話
マサイside
俺達は邪悪な気配を察知した場所まで来た。そこには禍々しい気配と見た事ない大きな巨大樹があった。
「そうはさせないぜ?」
魏妖魔は指を鳴らして大量の化け物を召喚する。そして魏妖魔も分身した。
虫さんの声を合図に魏妖魔と化け物は襲ってきた
かなでは雪の力で化け物を一気に倒す
貼るくんも残りの化け物を倒していく。魏妖魔の分身は増えていく
ディーパーは俺に銀の弾丸を渡した。
俺ははじめさんに掴まり、ぺけのいる巨大樹の空洞まで飛んで行った
魏妖魔も追いかけようとする。
上へ飛んでいき、ついに目的地までたどり着くが入口が見当たらない。
はじめさんはバズーカを巨大樹に向かって撃つ。穴は1発で空き、俺はその穴に入って行った。
ぺけたんside
ここは……?俺は確か……
目が覚めるとそこは巨大樹の中のようだ、そして俺はその中の檻の中にいた。
こんなの能力があれば壊せるのに……
俺はやっぱり呪われているんだな……
ふと魏妖魔に操られていた時のことを思い出した。もっきゅんに怪我をさせて、メンバーを攻撃して……
その時、突然ちゅどーんと言う音が響いた。そしてそこから光が差し込み人影が見えた。
その人影の正体は……
マサイ……?
マサイ…
マサイが俺を……助けに来てくれた?
俺は………
グサッ!
その時何かを刺すような音が聞こえた。
マサイはその場に倒れ込む……彼の背中は赤く染っていた。魏妖魔の爪は血で滴っている。
殺した………俺が……?
嘘だよね………?
マサイが………
マサイ…………
嫌だ……そんなの……
揺すっても彼は反応しなかった……
マサイ………俺の大切な人………
嫌だ………
俺はその光景を見て何かが溢れてきた。
次の瞬間、俺の声と共に銃声が響く
その弾丸は魏妖魔を撃ち抜いた。
そして目の前で倒れているマサイは水の粒子となって消えた。
「ぺけ……お前の声聞こえたぜ」
そして続いて炎が魏妖魔を襲い、奴は消えた。
歌える………?でも声が出ても俺は……
怖い………歌う事が……ステージに経つことすらこの間の練習でやっとだったのに……それに……今俺は能力もない
俺を守る……?
どうして……そこまで………
こんな俺でも誰かを救えるの……?
「仲間か……随分くだらない言葉だな」
そんな……理由で?
魏妖魔は俺に向かって攻撃をしてきた
パリーーン!
痛みは無い……俺は恐る恐る目を開けたそこにはカイトが立っていた
カイトはその場に倒れ込む
見るとカイトの首に架かっている結晶の首飾りが粉々に砕けていた
カイトの体が透けてきている。
カイトの体が徐々に消えていく
そう言ってカイトは消えてしまった
許さない………そんな事のためにみんなを傷つけて……カイトとかなでの思いも踏みにじって!
そして魏妖魔は指を鳴らして俺のいる足場を崩した。俺は下に落ちていく。
その声も虚しく俺は下に落ちていく
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