[音楽フェス当日]
ンダホside
遂に音楽フェス当日になった。ぺけは観客席で俺たちのことを見守っている。でも俺達はこのままじゃ嫌だ
ステージではヒカキンさんとセイキンの歌が始まっており、音楽フェスが始まった。そこから、アバ、きょんくま、ジェニー、おるたなチャンネル……と続いている。
全員「おう!」
俺は東海のみんなにある作戦を伝えた
ぺけたんside
音楽フェスが始まった。
ヒカキンさんとセイキンを筆頭にパフォーマンスが行われている。俺は観客席から見ていた。正直悔しかった。本当は歌いたいのにステージにすら立てないなんて……
だほちゃんにも負担かけさせちゃった…
こんな相棒でごめんね……
音楽フェスはもうすぐでフイッシャーズの出番になる。その前に東海オンエアのパフォーマンスだ
♪───O(≧∇≦)O────♪
曲が始まる……としみつが今まで以上に楽しそうに歌っている。俺に伝えようとしている。
「俺はお前の歌に背中を押された!だから今度は俺がお前の背中を押す番だ!だから見守ってて!」
そして東海オンエアのパフォーマンスは終わり次はとうとうフイッシャーズの番だ
ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪
会場はすごい盛り上がりを見せるが
観客「あれ?ぺけたんは?」
「音楽フェスなのに出ないの?」
そんな声ももちろんあった。
ザワザワ………
会場が騒然とする。
メンバーやファンのみんなに本当に申し訳なかった。
俺に向けての歌…………?
フイッシャーズの曲じゃない………?
曲が流れる。
※ 曲名:Promise 歌手:初音ミク,鏡音リンです
興味無い方は飛ばしてくれて大丈夫です。
だほちゃんだけじゃなくてメンバー全員が歌っているそれにこの曲は……
だけど俺に伝えようとしてくれてる
観客「なんか新鮮……」
「心が暖かくなっていく…」
「私も応援したい…!」
「私たちにまで伝わってくる…」
観客席からもそんな声が聞こえていた。
そうこうしている内に1曲目が終わる
すると突然俺の背中に何かが触れる
そしてマイクを着けられた。
後ろを振り向くと東海メンバーが立っていた。
東海のみんなは俺の前に押していく。
てつやが叫ぶと観客は道を開ける。向かっているのはステージ……ステージ前にはいつ移動したのかダーマとザカオがいた
するとステージの上から手が2つ出てくるその手はシルクともっきゅん手だった
俺は………歌いたい……だけど怖い…
でもみんなの思い無駄にしたくない。
そう叫んだ
東海、ダーザカ「せーーの!!」
俺は東海メンバー、ダーマとザカオによって上に挙げられ、咄嗟にシルクともっきゅんの手を取った。そして気づけば俺はステージにいた。
ステージに立っていただけど足が震えて上手く立てない息も少し苦しくなった。
その場に膝を着くと思っていたら何かに支えられた。見るとだほちゃんが俺の肩を支えていた。
もう片方の肩も支えられた
観客席を見るとそこにはペンライトの光が広がっていた。ふとあの時の事を思い出す。初めてのソロで見た景色だった。
観客「頑張れーー!」
「トラウマに負けないでーー!」
「メンバーがいるよ!!」
俺は涙が溢れてきた。
カイト……かなで……俺にはこんなに俺を大切に思ってくれる人に出会えたよ……俺は誰かを幸せに出来ていたんだね……
俺はだほちゃんからマイクを貰う。
涙を拭い話す。
会場に拍手が響く……そして応援の声も
ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡
そして2曲目が始まる。俺は歌う、2人のために、そして大切に思ってくれたみんなの為に、この思いみんなに届け!
そこからはフイッシャーズの出番は終わりフィナーレを飾り、音楽フェスは幕を閉じた。
音楽フェス後
[会場近くのホテル]
音楽フェス後、打ち上げが行われた。
シルクはホテルの地図を指すそこはある部屋だった。
俺はマサイの待つ部屋に向かった。
[客室]
マサイの待つ部屋に着き、ドアをノックする。
するとドアが空きマサイが出てきた
部屋に入る。
カチャ……
そう言ってマサイは俺を抱き締める
そう言うとマサイはいきなりキスをする
いつもよりも激しくて、深いキス
そうされる度に体が熱くなっていく。
やがてマサイは唇を話して耳打ちをする
俺の名前を囁き、マサイは優しいキスをした。
月明かりが指す部屋で俺達は甘い一夜を過ごした。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。