モトキside
ぺけがマサイの所へ走って行き、俺は泣いた。
やっぱり悔しいな……でも、幸せになってねぺけ……
そしていつの間にかダーマがそばにいた。
俺はずっと泣いていた。その間ダーマはずっとそばにいてくれた。
戻ろうとしたその時だった。ふと、ダーマに腕を掴まれた。
「俺じゃダメか?」それってどういう事?
え、嘘!あのダーマが?俺の事を?
そう言ってダーマは小屋に戻って行った。
俺はしばらくの間、唖然としていた。
しかし状況を整理するといろいろと繋がった。
どうやら俺の恋は終わり、また再び始まろうとしていたのだった。
ダーマside
ついに言っちまった……あいつに……
失恋したばかりのあいつに………
でも言ってしまったからには覚悟を決めねぇと!
ええい!もうどうにでもなれ!!
恋が実のろうが失恋しようが、俺の正直な気持ちだ!
その日は酒を飲みすぎて次の日は二日酔いでダウンしたのだった。
りょうside
やっとマサイとぺけたんは付き合うことになった。これからどうなるのかな?ダーマの方も何かあるみたいだし笑としみつもそれに気づいているみたい。まぁそこはすぐにどうにかなりそう。
そうだ、せっかくふたりがくっついたから……
俺はとしみつとこっそりそんな話をしているとてつやが来た。
見るとしばゆーは酔いつぶれていた!
その後、酔いが覚めたてつやは虫さんにこっぴどく説教を食らったのでした。
ぺけたんside
マサイと付き合うことになった。俺たちはずっと湖を眺めていた。まだちょっとドキドキする……抱きしめられた感覚がまだ残っている………
そう言ってマサイは手を差し伸べて俺の手を掴んだ。心臓がうるさいくらいに鳴っている。小屋が近づくにつれ、まだちょっとマサイと一緒にいたいと思ってしまう。
そう言ってマサイは俺を抱きしめる。
やっぱりマサイといると安心するな……
マサイの心臓もすごく早く鳴っている…
チュ………
そんなマサイも俺は好きだ……
ずっと一緒だよマサイ……
なんてまだ言えないけどね笑
そう言って俺たちは手を繋ぎながら小屋に戻って行った。
・.━━━━━━━━━━━━†━━━━━━━━━━━
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!