としみつside
俺はあれからぺけに関しての情報を調べていた。あんなことになるきっかけを何としてでも掴むために。俺は同じ歌仲間の苦痛に気づけなかった。クリスマスの時だってそうだ。ぺけが襲われてたのに俺は何も出来なかった。だから俺は………
りょうが俺にコーヒーを入れてくれた。
りょうは俺を抱きしめ頭を撫でる。
そうだ…絶対にラベさんをあんな目に合わせた奴を許せない……そしてぺけを追い詰めた奴も…
モトキside
俺は謎の青年と抗戦した後、トミックさんの所へ行って治療をしてもらっていた。
あの青年は何者なんだ?
動きが素早い。そしてナイフ使いが尋常じゃなかった。そう思いながら俺はトミックさんと部屋を出た。
ダーマが俺に駆け寄ってきた
昨日のことがあってからマサイはどこか落ち着きがなかった。それもそうだ大切な恋人が戦えなくなり、更には連れ去られたのだから心配に決まってる
俺たちにトミックさんの家を出た。外はもう夕方だ
マサイ…まだ自分を責めてるの?
マサイだけのせいじゃないのに……
その時、「パーン」という音が響く。だほがマサイを平手打ちしたのだ。マサイの頬は赤くなっている。
だほのは涙を堪えてそう言った
マサイの目に少し光が指したような気がした。
???side
[???]
青年はその場から去っていった。
財部side
少し動く度に痛みが襲う。こんなことしてる場合じゃないのに……
過去にどんなことがあろうとも同じ歌仲間だ、だから救ってやりたい!だけど俺には……!
俺に出来ること…そうだぺけが声を失う原因になったコメント!
これが今俺に出来る唯一の事…絶対に手がかりを見つけ出して…彼らに託そう…
ぺけ……絶対に助け出してあげるからね
全員「はい!」
俺達は手がかりを探すためコメントを読み始めた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。