第64話

第60話
553
2020/12/07 10:00
としみつside
俺はあれからぺけに関しての情報を調べていた。あんなことになるきっかけを何としてでも掴むために。俺は同じ歌仲間の苦痛に気づけなかった。クリスマスの時だってそうだ。ぺけが襲われてたのに俺は何も出来なかった。だから俺は………
りょう
りょう
としみつ…コーヒー飲む?
りょうが俺にコーヒーを入れてくれた。
としみつ
としみつ
ありがとう…
りょう
りょう
としみつ…1人で抱え込まないでね?
僕も一緒に調べるよ
としみつ
としみつ
りょう……
りょう
りょう
としみつだけじゃなくて僕やてつや達も同じ気持ちだよ?だからとしみつのせいじゃないよ
としみつ
としみつ
(。•́ωก̀。)…グス……りょう…
りょうは俺を抱きしめ頭を撫でる。
としみつ
としみつ
(。•́ωก̀。)…グス…俺さ…ぺけを追い詰めた奴…許せない…だけど俺は何も気づけなかった……同じ歌仲間なのに……それにラベさんまで……大怪我して……俺……そいつらを絶対に許せない……!
りょう
りょう
うん…確かに許せない……だから一緒に手がかりを見つけて、ぺけたんを助け出そう?
としみつ
としみつ
うん……
そうだ…絶対にラベさんをあんな目に合わせた奴を許せない……そしてぺけを追い詰めた奴も…



























モトキside
俺は謎の青年と抗戦した後、トミックさんの所へ行って治療をしてもらっていた。
トミック
トミック
かなり傷が深いね……かなり深く刺されたんだね
モトキ
モトキ
はい……
トミック
トミック
でもこれぐらいなら、すぐ塞がるよ。
少し傷口縫っておいたから包帯巻いとくね
モトキ
モトキ
ありがとうございます
あの青年は何者なんだ?
動きが素早い。そしてナイフ使いが尋常じゃなかった。そう思いながら俺はトミックさんと部屋を出た。
ダーマ
ダーマ
モトキ!
モトキ
モトキ
あ、ダーマ
ダーマが俺に駆け寄ってきた
トミック
トミック
すぐ傷口が塞がると思うよ。
そこまで深くはなかったから
ンダホ
ンダホ
ありがとうございます、トミックさん
トミック
トミック
にしても、魏妖魔の次は謎の青年か…
ザカオ
ザカオ
ただ、そいつだけは気配も何も感じなかった
シルク
シルク
ぺけのことの手がかりの一つになるかもしれないのに…
トミック
トミック
ここは落ち着こう、また現れるかもしれない。
マサイ
マサイ
はい……
シルク
シルク
マサイ大丈夫か?
マサイ
マサイ
ああ、大丈夫…
昨日のことがあってからマサイはどこか落ち着きがなかった。それもそうだ大切な恋人が戦えなくなり、更には連れ去られたのだから心配に決まってる
ンダホ
ンダホ
マサイ…もし辛くなったら僕達に頼って?マサイだけに背負わせたくないから
マサイ
マサイ
ありがとう……
トミック
トミック
僕の方でも探してみるよ
ダーマ
ダーマ
ありがとうございます
俺たちにトミックさんの家を出た。外はもう夕方だ
モトキ
モトキ
せめて、ぺけの気配を感じ取れればいいのに…
マサイ
マサイ
ぺけ……
ザカオ
ザカオ
マサイ、ぺけを信じよ?
きっと大丈夫だよ
マサイ
マサイ
ああ…
マサイ…まだ自分を責めてるの?
マサイだけのせいじゃないのに……
シルク
シルク
………マサイ
その時、「パーン」という音が響く。だほがマサイを平手打ちしたのだ。マサイの頬は赤くなっている。
シルク
シルク
だほ……!
マサイ
マサイ
…!?
ンダホ
ンダホ
しっかりしろよ!お前がぺけのこと信じないと誰がアイツのそばにいるんだよ!!
マサイ
マサイ
………!
ンダホ
ンダホ
そりゃ俺だって悔しかったよ!大切な相棒なのに何も気づけなかった!だけど悔しいのはお前や俺だけじゃない!みんなそう思ってんだよ!
マサイ
マサイ
だほ……
だほのは涙を堪えてそう言った
ンダホ
ンダホ
だけど一番辛いのはぺけだよ……
1週間も俺たちに気づかれないように罵詈雑言に耐えてそれで声も出せなくなって、能力も使えなくなって……6年前も辛かったはずなのに…きっと今はもっと辛いと思う!だからぺけを助け出させた時一番そばに寄り添ってあげられるのはお前なんだよ!マサイ!
マサイ
マサイ
!!
モトキ
モトキ
だほの言う通りだよマサイ…
俺達はぺけの無事を信じて助け出そう?
ダーマ
ダーマ
ああ、助け出させたら思い切りそばに居てやれ!
シルク
シルク
ぺけならきっと大丈夫だ!
絶対にアイツを助け出そう!
ザカオ
ザカオ
音楽フェスの事は大丈夫!
ぺけの声が治るように傍にいてあげて
マサイ
マサイ
ああ、そうだな…!ありがとうだほ
マサイの目に少し光が指したような気がした。


































???side
[???]
灰髪の青年
灰髪の青年
…………
魏妖魔
魏妖魔
なかなかやるじゃねーか
灰髪の青年
灰髪の青年
…………
魏妖魔
魏妖魔
ああ、そうだな…あいつらだな…
灰髪の青年
灰髪の青年
………?
魏妖魔
魏妖魔
んふふ……そん時はお前が殺れ
灰髪の青年
灰髪の青年
……………
魏妖魔
魏妖魔
お前の持ってる全ての力で全てを壊せ…
邪魔な奴らは全て殺せ……それがお前の生きる意味だ
灰髪の青年
灰髪の青年
……………
青年はその場から去っていった。
魏妖魔
魏妖魔
見ものだな…お前が壊すもの…そしてそいつらの絶望した顔が………



























財部side
財部亮治
財部亮治
………っ!
少し動く度に痛みが襲う。こんなことしてる場合じゃないのに……
ないとー
ないとー
ラベさん!君は休んでいるんだ!
財部亮治
財部亮治
大人しく休んでなんか居られない!
俺がぺけを守れなかったから……俺だって彼らの力になれれば!
ジェニー
ジェニー
違う!ラベさんのせいじゃない!
悪いのは魏妖魔だよ!そしてぺけたんさんを追い詰めた人だよ
かつや
かつや
このまま動けば傷口が開いちゃいます!
ディーパー
ディーパー
それに腕だって折られているんですよ!?
くま
くま
ラベさんの仇は絶対に取ります!
だから休んでてください!
財部亮治
財部亮治
だが……!
過去にどんなことがあろうとも同じ歌仲間だ、だから救ってやりたい!だけど俺には……!
きょん
きょん
悔しいのはみんな同じです
だから今僕達にできることをやりましょう
わたぼう
わたぼう
そうですよ!ラベさんは今は休んで傷を治してください!そして一緒に手がかりを探しましょう!
財部亮治
財部亮治
俺にも何か出来ることはあるのか……
俺に出来ること…そうだぺけが声を失う原因になったコメント!
財部亮治
財部亮治
きょんちゃん……みんな…頼みがある!
えいじ
えいじ
ラベさん?
財部亮治
財部亮治
俺と一緒にぺけを追い詰めた原因になったコメントを調べてくれ!
ないとー
ないとー
コメント……?
財部亮治
財部亮治
ぺけは1週間前からそのコメントに耐えてきた!そのコメントの中から奴の手がかりを見つけ出すことが出来れば………
ジェニー
ジェニー
確かに……そのコメントの中に何かあるかも
財部亮治
財部亮治
俺一人の力では何も掴めない!
だからみんな一緒に調べてくれ!
ないとー
ないとー
もちろんだよラベさん
きょん
きょん
僕達もきょんくまファミリー総動員で調べます!
ジェニー
ジェニー
私も手伝うよ!ラベさんはしっかり傷を治して一緒に調べよう!
これが今俺に出来る唯一の事…絶対に手がかりを見つけ出して…彼らに託そう…
ぺけ……絶対に助け出してあげるからね
財部亮治
財部亮治
恐らくだがフイッシャーズのチャンネルのコメントには無いだろう。
ディーパー
ディーパー
そうですよね…シルクさん達気づいてないみたいですし……
かつや
かつや
あるとするならTwitterのコメント?
ないとー
ないとー
それか歌い手のコメントだね
わたぼう
わたぼう
なら、そこら辺を中心に探しましょう!
全員「はい!」
ジェニー
ジェニー
一応ネット記事も調べておくよ
財部亮治
財部亮治
ああ、頼んだ
俺達は手がかりを探すためコメントを読み始めた。
・.━━━━━━━━━━━━†━━━━━━━━━━━
星月(作者)
星月(作者)
第60話はここまでです(*`・ω・*)ゞ
よっち
よっち
ぺけと魏妖魔の手がかりを探す一行!
財部亮治
財部亮治
大切な歌仲間のために
ンダホ
ンダホ
大切な相棒のために
シルク
シルク
大切なメンバーのために
マサイ
マサイ
そして大切な恋人の為にも絶対に手がかりを掴んでやる
ジェニー
ジェニー
それでは次回までバイバイ👋
よっち
よっち
…………最近出番が無いような……
きょん
きょん
コラ(  "ºДº")ノ `-' ) ペシッいい雰囲気なんだからそいうこと言わないの!
よっち
よっち
……まぁ少し出られたからいいか

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