マサイside
三姉妹をシルク達に任せて俺はぺけと紅華を追う。長い長い階段を登って行く。切りつけられた腕が痛むが立ち止まる訳には行かない。ぺけを助けないと!そして紅華を倒して俺は……その時りくから連絡が来た。
りく「マサイさん!もうすぐで屋上です!そこに紅華とぺけたんさんがいます!」
そしてついに屋上に着いた。そこには紅華と結晶の十字架に磔にされているぺけがいた。
俺はぺけに向かって走った。しかしもう少しのところで俺の体が痺れた!
見えない電流の壁に阻まれた。
それでも俺は立ち上がり、再びぺけの元へ向かった。そこでもまた俺の体に電流が流れる
その時、俺の宝石が強く光る
バリーン!!!
電流の壁が壊れた、そして俺はぺけの元へ駆け寄る。
その時だった、紅華の影の手が俺を薙ぎ払った。
影の手はぺけの宝石に向かう。
影の手がぺけの宝石に触れた。
ぺけの宝石は輝きと色を失ってしまった。そして影の手は離れた。
かくん……
呼んでも反応がない!そこへシルク達が駆けつけた!
ぺけを礎にしていた結晶の十字架は消え、ぺけはその場に倒れた。
バタッ……
嘘だ……ぺけ………
何度呼びかけても…反応がない……
俺は……好きな奴も守れないのか……?
紅華は影の手でぺけを掴んだ
そしてぺけを屋上から下に向かって投げた
俺はぺけを追って屋上から飛び降りた。
シルクside
マサイがぺけを追って屋上から飛び降りた。
俺は咄嗟にロザリオをマサイに向かって投げた!
紅華が複数の影の手を出現させた。
俺たちはそれらを避けて紅華に攻撃をするが効かない
ダーマが毒の矢を放つが、影の手に吸い込まれてしまった。
そして、その手からモトキに向かってダーマの矢が放たれた。
グサッ……
その矢はモトキに命中……ではなくモトキを庇ったダーマに刺さった。
ザカオの声で俺は左に避ける。俺がいた場所には影の手が殴りかかってきていた。
ヒカキンさんがダーマとモトキのいる場所に結界を張った
まさかあいつ……!毒が……!!
モトキがダーマを応急処置している間に、俺たちは紅華と戦う。
としみつとりょうくんが紅華に向かって走る
光の粒のような氷が紅華に向かう。
しかし、影の手によって守られてしまった。
そしてふたりを地面に叩きつけた
そこに紅華はその場にいる全員に衝撃波で重い一撃を与えた。
紅華は力を溜めた。
その時、紅華の持っていた心の光が輝いた
そしてその光は突然姿を消した!
するとその時!突然光の柱が現れた!
そこはぺけとマサイが落ちたところだった!
りく「皆さん!そこからすごい暖かい力が発生しています!!」
この力……俺は知っている
かつてルイズと戦った時の力だ
そして光の柱にはふたつの影があった。
光が晴れ、影の正体が現れる。
その姿はかつて俺とてつやがルイズと戦った時の姿だった。
そこに現れたのは、今までにない力を持った
ぺけとマサイだった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!