てつやside
【サイエンスバー】
カランカラン
俺たちは動画の打ち合わせのためにドクターの元へ来た。
蘭さんはあの日以来ドクターのバーで働いている。燐さんはカメラマンをしている。雫さんは東京で美容師の見習いをしている。
俺たちはコーヒーを飲みながら打ち合わせをした。
1時間後
にしてもとしみつが眠そうだ……
俺たちはバーを出た。帰り道を歩いていると気配を感じた。
俺たちは気配のする結界に入っていった。
しかしその結界はいつもと違った。まるで館の廊下のようなところだった。
カツカツ………
足音がする。こっちに向かっている!
足音の主は直ぐに現れた
しばゆーが矢を放つ。奴には効いてるぽいが
謎の化け物はしばゆーに向かって突進した。
間一髪のところでしばゆーは避けた。
奴の頭の目が俺たちをじっと見つめる。
としみつが謎の化け物に向かって走っていった
としみつが鎖鎌を振りかざした瞬間だった
化け物の無数の目が見開き、としみつを捉えていた。
バタッ……
化け物と目が合ったとしみつはその場に倒れた。
としみつは気を失っていた
化け物は持っている刀を抜く。そしてとしみつに振りかぶる。
りょうが双剣で化け物の刀を防ぐ。
俺はりょうに伏せるよう叫び、太陽の弾幕を放った
化け物は体制を崩した。りょうはその隙にとしみつを救出する。
りょうが揺すってもとしみつは目を覚まさない。
しばゆーは化け物の目に向かって矢を放つ。
すると奴の目のひとつに当たる。
俺も同じように目に攻撃をする。
それで顔の周りにある目は全て消えた。
その時、化け物は急に消えた!
そしていつの間にかとしみつとりょうの所に化け物はいた
化け物はりょうに向かって刀を突き刺す。
刀はりょうの右肩に刺さった。としみつを守るような形で……
彼の右肩から血が流れる……
ゆめまるの大斧が化け物に命中し、化け物は体制を崩した
化け物はまた立ち上がる
虫さんは化け物に向かって走り、刀を持っている方の腕を薙刀で切り落とした。
もう片方の手が虫さんに襲いかかる。虫さんは薙刀で攻撃を防いだが、なんと切り落とした方の腕が再生された!
その腕は鋭く尖っていた。化け物はその腕を虫さんに刺そうとする。その時だった。
化け物の動きが止まった。
「今だ!やつを倒せ!!」
「早くしろ!」
この声……どこかで……
とりあえず俺としばゆーは化け物にトドメを指す。
矢は奴の目に命中し、化け物は消えた。
としみつはまだ眠ったままだった。
呼びかけても目は覚めない……
「気づいていたのか……」
俺がそう言うと、声の主が現れた
そう言ってシーラは俺たちを空間移動させた。
空間移動で来た場所にはフイッシャーズときょんくまそしてヴィクターがいた。
ぺけたんがとしみつをおぶっているゆめまるに駆け寄る。
としみつとりょうはベットに寝かされた。
りょうの治療は直ぐに終わった。
としみつは未だに目を覚ますことは無かった…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!