第206話

番外編 同窓会
907
2025/10/12 22:00 更新
わぁー!あなたの下の名前、久しぶり!



同窓会の居酒屋に着くと

幹事の友達が笑顔で迎え入れてくれる


(なまえ)
あなた
幹事ありがとう!
久しぶりに会えてうれしい♡

少し仕事で遅れちゃったから
今日に限って、やたらじみんから翻訳の仕事頼まれたんだよね

空いている席につくと

もうすでに始まっていて、みんな話が弾んでる




私はウーロン茶を頼んで お酒は絶対ダメって言われた

それが届くと、近くの友達が乾杯してくれて

私も話の輪の中に入った




それからしばらく話してたんだけど、

私の横の席にストンッと誰かが座る感覚がして

横を見てみると



(なまえ)
あなた
ぐく!…久しぶりだね


隣りにはぐくの姿が。

あのとき以来会っていなかったけれど

かっこいいのは全然変わってないな。




んん゛っ!


(なまえ)
あなた
…?なんか今大きな咳払いが
ぐく
ぐく
…元気?
(なまえ)
あなた
あー、うん。ぐくも元気?
ぐく
ぐく
うん…あのさ、前はごめんね?
(なまえ)
あなた
え?いや、こちらこそ

まさかぐくが話しかけてきて、

前のことを謝ってくるなんて思ってもみなかったから

動揺してしまう




あんでー!


(なまえ)
あなた
ん?なんか聞いたことある声のような…
ぐく
ぐく
あの後、あなたの下の名前の彼氏の言葉を
よく考えたんだ
(なまえ)
あなた
…言葉?
ぐく
ぐく
俺本当にそうだなって思って。
あなたの下の名前にも失礼なことたくさん言って
ごめんな?
(なまえ)
あなた
いや、そんなこと。
ぐく
ぐく
ずっと謝りたかったんだ。
俺、大事な友達まで失って、
すごく後悔してたから…謝れてよかった
(なまえ)
あなた
ぐく…うん。
私もぐくは大事な友達だよ!


もう見てらんないんだけど!

社長っ!さすがにバレてしまうので、
これ以上騒がない方が…
(なまえ)
あなた
ん?社長?

さすがに聞き流すことはできなくて

ぐるっとお店を見渡すと…


じみん
じみん
ーっ//

バチッと目が合うと隠れるように俯いた人

メガネまでして、変装しているみたいだけど。




その服Diorでしょ!!




こんな居酒屋に着てくる服じゃないのよ!



(なまえ)
あなた
後でちゃんと話さないと!


そう思っていたのに、

怒っていたのは私の方だったのに、、


ぐく
ぐく
許してくれてありがとう//
やっぱりあなたの下の名前最高!


そんなことを言ってぐくが抱きしめてきたものだから

ガタッと立ち上がったじみん





ヤバい…



(なまえ)
あなた
あはは〜ぐく酔ってる?
あ!もうこんな時間!私帰らなきゃ!

そっとぐくの肩を押し戻して

引き攣った笑顔でそう言うけれど

ぐくは何も気にしてなさそう


ぐく
ぐく
え?そうなの?
送ろうか?
(なまえ)
あなた
ううんっ!大丈夫!
ぐく、今日はありがとっ、じゃあね?


幹事の子に挨拶をして、

そそくさと外へ出ると



とんとん、と肩を叩かれて振り返ると

そこには満面笑顔のじみん



じみん
じみん
何してるの〜?
あれ、同窓会だったんじゃない?
(なまえ)
あなた
えっと…じみんに会いたくなったから
もう帰ろっかなって

えへへㅎなんて笑ってみるけれど

じみんの嘘っぽい笑顔は変わらない


じみん
じみん
へーㅎうれしいな♡
俺もあなたの下の名前に会いたくて
ここまで来ちゃった♡
(なまえ)
あなた
へぇーそうなんだ?

さっきまで怒ろうと思っていたのに

もう私が何か言えるはずもなく…



遅れて出てきたジュソクさんに救いの目を向けるも


社長秘書
社長秘書
あなたの下の名前さん…
もうどうすることもできないかと。


フルフルと首を横に振りながら言われて

絶望感が体いっぱいに広がっていく



じみん
じみん
ジュソクお疲れ。
タクシーで帰るから、ここでいいよ
社長秘書
社長秘書
…かしこまりました。
あなたの下の名前さん、ファイティン!


ジュソクさんを私用に同行させるんじゃない!とか

同窓会に着いてくるなんて信じられない!とか

言いたいことは色々あるんだけど



じみん
じみん
さぁ帰ろうか、あなたの下の名前♡
(なまえ)
あなた
…はい。

この後のことを考えると、

「はい」としか言えなかった。
Jimin♡Happy Birthday🎉

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