わぁー!あなたの下の名前、久しぶり!
同窓会の居酒屋に着くと
幹事の友達が笑顔で迎え入れてくれる
少し仕事で遅れちゃったから
今日に限って、やたらじみんから翻訳の仕事頼まれたんだよね
空いている席につくと
もうすでに始まっていて、みんな話が弾んでる
私はウーロン茶を頼んで お酒は絶対ダメって言われた
それが届くと、近くの友達が乾杯してくれて
私も話の輪の中に入った
それからしばらく話してたんだけど、
私の横の席にストンッと誰かが座る感覚がして
横を見てみると
隣りにはぐくの姿が。
あのとき以来会っていなかったけれど
かっこいいのは全然変わってないな。
んん゛っ!
まさかぐくが話しかけてきて、
前のことを謝ってくるなんて思ってもみなかったから
動揺してしまう
あんでー!
もう見てらんないんだけど!
社長っ!さすがにバレてしまうので、
これ以上騒がない方が…
さすがに聞き流すことはできなくて
ぐるっとお店を見渡すと…
バチッと目が合うと隠れるように俯いた人
メガネまでして、変装しているみたいだけど。
その服Diorでしょ!!
こんな居酒屋に着てくる服じゃないのよ!
そう思っていたのに、
怒っていたのは私の方だったのに、、
そんなことを言ってぐくが抱きしめてきたものだから
ガタッと立ち上がったじみん
ヤバい…
そっとぐくの肩を押し戻して
引き攣った笑顔でそう言うけれど
ぐくは何も気にしてなさそう
幹事の子に挨拶をして、
そそくさと外へ出ると
とんとん、と肩を叩かれて振り返ると
そこには満面笑顔のじみん
えへへㅎなんて笑ってみるけれど
じみんの嘘っぽい笑顔は変わらない
さっきまで怒ろうと思っていたのに
もう私が何か言えるはずもなく…
遅れて出てきたジュソクさんに救いの目を向けるも
フルフルと首を横に振りながら言われて
絶望感が体いっぱいに広がっていく
ジュソクさんを私用に同行させるんじゃない!とか
同窓会に着いてくるなんて信じられない!とか
言いたいことは色々あるんだけど
この後のことを考えると、
「はい」としか言えなかった。
Jimin♡Happy Birthday🎉

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!