わたしの家の向かいにあるお店はパン屋さん.
お店の名前は
向かい側のパン屋
«건너편빵집»
って名前なんだけど...
私の家からしたら向かい側のパン屋さんだけど...
ん~
でもここのお店はわたしが物心ついた時からあって私も毎日通ってる.
だからその...
店員さんに恋しちゃうこともあるよね.
だからその店員さんに会う為にも毎日通ってるんだ
カランカラン
🐹『あッあなた!いらっしゃいませ~』
「やっほ~」
🐹『今日は何食べる??』
「ソクジンのおすすめで」
そうこの人.
私が好きな店員さん.
名前はキム・ソクジン
かっこよくて優しくておもしろくて面倒みが良くて...私、すごく好きなんだ
でも...
あっちは私のことただのよく来る«お客さん»としか思ってないんだよ…
「ソクジ~~~ン!!勉強教えて!!」
🐹『なに~?どこ』
ソクジンはめっちゃ頭いいの.
頭いいしかっこいいとかもう完璧だよね.
でも...
最近
ライバル出現しちゃった...
カランカラン
あぁもう来ちゃったよ.
ヨジャ→🐩
🐩『キムくん!!今日もきちゃったよ~』
🐹『ありがとうございます!!』
🐩『キムくん.今日のおすすめはなに??』
🐹『そうですね.今日は...』
はぁ.なんでそんなに楽しそうに話するの.
私の方が先に知ってたのに
好きなのに
🐹『あなた.どうしたの?なんか機嫌悪い?』
「ううん.さっきのお姉さんはもういいの?」
🐹『あ...まぁ』
「名前なんて言うの?」
🐹『わかんない』
「なんでㅋㅋ仲良いのに?」
🐹『え?!仲良い?!どこが?!』
「えぇ仲良さそうじゃんㅋㅋ」
🐹『え.もしかしてあなた嫉妬した??』
「なんで( ˙-˙ )」
🐹『だって顔怖い.』
🐹『あと、俺は好きな子にしか優しくしないしためで話さないし呼び捨てしないしほんとのおすすめ食べさせないよ』
え.
それって
私のこと好きってこと
でいいのかな?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。