こいつらは霧隠れの中忍ってとこだな
何故、我々の動きを見切れた…
ここ数日、雨なんて降ってない
なのにこんな晴れの日に水たまりがあるなんておかしいでしょ
中忍ならもっとうまく隠れるべきだったのぉ
あんた、それ知ってて何故ガキ共にやらせた?
私がその気になればこいつらなんて瞬殺できます
…が、私には知る必要があったのですよ
この敵のターゲットが誰であるか
どーゆーことだ?
つまり、狙わてるのは貴方なのか…それとも我々忍の中の誰かなのか…
桜間、お前は気づいてただろ
もちろん
ワシらはタズナが忍に狙われるなんぞ聞いておらぬ
依頼内容は『武装集団からの護衛』としか聞いておらん
これだとBランク以上の任務ぞ
何かわけアリのようじゃが…依頼に嘘をつかれちゃ困るぞ
……
これだと、我々の任務外ということになりますね
この任務…やめましょ!私たちにははやすぎるわ!
ナルトの傷口をひらいて毒血を抜くにも麻酔がいるし…
そうだな!ナルトを病院に連れていくついでに戻るか!
くっ…(悔)
スッ…グサッ!(傷口に思っきりクナイを刺す)
!!!
!!
ちょ、ちょっとナルト!あんた何してんのよ!
…俺ってばもう、助けられるようなマネはしねぇ
!
怖気付いたり、逃げ腰にもならねぇ!サスケには負けねぇ…!
…
この左手の痛みに…誓うんだってばよ!
俺がこのクナイで!おっさんは守る!
…!
任務続行だ…!
ナルトー、景気よく毒血を抜くのはいいが…
それ以上は出血多量で死ぬぞ〜
…………汗ダラダラ顔真っ青
はやくとめないとヤバいぞ、まじで♡
ぎ、ぎゃぁぁ!!やだ!やだ!!死にたくなーい!!こんなんで死んでたまるかってばよぉ!!
はぁ…全く
ナルト、手を見せてみろ
あぁぁぁ!!いやだぁぁ!!
!!(傷口が…治ってきてる?一体何故……!まさかナルトって…)
(不思議に思ってるな、そりゃそうか)
あ、あのさ…桜間…
ん?
お、俺ってば、大丈夫だよな…?やけに真剣な顔してるしよ…
ガハハハハ!問題ないぞ!包帯はまいておくからな!グルグル
…(ここから色々ととばします!再不斬のシーンまで!)
スタスタ
…
(もうこいつにはいいとこやらねぇぞ!)
ダダダ
??
o((・_・彡 ・_・))o キョロキョロッ
はっ!そこか!!ヒュン(クナイを投げる)
!!!
!!!
フンっなんだ、ネズミか( -`ω-)✧
って!何カッコつけて言ってんのよ!最初からそこには何もいないわよ!!
頼むからナルト!やたらめったらクナイ使うな!マジで危ない!
こぉらチビ!!紛らわしいことすんじゃねぇ!!
むむっ!あそこに人影が!やっ!やっぱりあそこか!
ガハハハハ!元気がいいのぉ!
そーゆー問題じゃないわよ?!
そこかぁ!!(草むらに向かってクナイを投げる)
だーからやめろっ!ゴンッ
あだっ?!
ほ、ほんとに誰かがずーっとこっちを狙ってたんだってばよぉ
はいそれ嘘!
(いや…確かにいる)
!!ナルト!あんたなんてことしてんのよ!
え?!ウサ公!!
ごめんよぉ〜そんなつもりはぁ〜スリスリ
なんじゃ、ただのウサギか
…カカシ
ん?
あれはユキウサギじゃないのか
あぁ、そうだ
でもあの毛色はなんだ…?白い毛は日照時間の短い冬の間のはず…
早速、敵がおでましのようだぞ…
(木の上に隠れながら)
なるほど…
こりゃあ、あいつら鬼兄弟レベルじゃ無理だ
木の葉隠れのコピー忍者『写輪眼のカカシ』がいたんじゃなぁ
!!
(動いた!)
全員伏せろ!
ガスッ、スタッ(木に大きな包丁のような武器が刺さり、その上に男が乗る)
へぇ〜こりゃこりゃ
霧隠れの抜け忍、『桃地 再不斬』くんじゃあありませんか〜?
(ぬけにん…?いやいや、そんなもん知るかってばよ!よーい…どん!)
ナルト
??
やめとけ
あやつはさっきのような奴らとはケタが違うぞ
お前が行ってもただ邪魔になるだけぞ
(こいつが相手となると…)
『写輪眼のカカシ』と見受ける
?!
(写輪眼だと…?)
悪いがジジィを渡してもらおうか
(え?シャリンガン…?なんだそれ…!)
(何よ…なにいってんの?こいつ、強いの?!)
お前ら、卍の陣だ
タズナさんを守れ
お前たちは戦いに加わるな…これが今のチームワークだ
スッ…(額当てをあげる)
俺と戦え
!!(な、なんだ?この目…!)
ほぉう…噂に聞く写輪眼を早速見られるとは…
光栄だね
さっきから写輪眼写輪眼って!なんだよそれ!
写輪眼…
眼光が生み出し、瞳が発する力…
いわゆる瞳術の使い手は全ての『幻術』『体術』『忍術』を瞬時に見通し、跳ね返してしまう眼力を持つという
写輪眼は、その瞳術の使い手が特有に備え持つ瞳の種類の1つ
しかし、写輪眼の持つ能力はそれだけじゃない
え…?
ご名答…それだけじゃない
それ以上に恐いのはその目で相手の技を見極め、コピーしてしまうことだ
スゥー(霧がでてくる)
俺が霧隠れの暗殺部隊にいた頃、けいたいしていたビンゴブックにお前の手配情報が載ってたぜぇ?
それにはこうも記されていた
千以上の術をコピーした男…『コピー忍者のカカシ』
(なんなの?カカシ先生ってそんなすごい忍者だったの?!)
(すっげぇってばよ!!)
(どーゆーことだ…)
(写輪眼は、うちは一族の中でも一部の者にだけ現れる特異体質だぞ!)
(もしやカカシ…うちは一族の誰かの目でも移植したのか…?)
お話はこれくらいにしとこうぜ
俺はそこにいるジジィをさっさと殺らなきゃならねぇ
なっ?!
ザザッ(タズナを囲む)
つってもカカシ…お前を倒さなきゃならねぇようだな
----------------------------------------------------------
ここまで!!
次回お楽しみに!
アディオス!!( -`ω-)b
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!