第2話

両想い
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2019/06/24 10:56
ダーマ視点

俺は、シルクが好きだ。
かっこいいし、優しいし、ノリも良いし…
男でもそんなの好きになるに決まってる。

今日は、そんな好きなシルクとの2人っきりの動画。
嬉しすぎる!!!!!!!


今にも天を仰ぎたいぐらいだ。

シ『へ?ダーマ、何してんの?ww』

天を仰ぐポーズしてたら丁度シルクが来た。

ダ『伸び、伸び。』
なんとなくで誤魔化す。

シ『へぇー。あ、そろそろ動画撮ろうか。』

ダ『おん、そしよそしよ。』

シ『ども!フィッシャーズ、シルク!』

ダ『ダーマ』

シ『あれ?今日はモトキじゃないんだw』

ダ『流石に飽きたでしょぉ??』

順調に撮影は進む。





シ『よっしゃ!おわりぃ!』

変な玩具を紹介して今日も撮影が終わった。






ダ『なぁシルク、俺…お前のこと好きなんだ。』


前々から言おうとしてたけど、言えずにいたこの言葉。ムードとかないけどようやく言えた。

シ『ぇッ???』

そりゃそうだろ。
ずっとずっと友達だった男が自分に対して想いを寄せてるなんて、"きもちわるい"に決まってる。


シ『ん???…は????、えぇ?????ちょ、落ち着けよ、??な??』




あぁ。これで俺たちのトモダチという関係は壊れた
シ『ごめん、ダーマ。、、、整理させて??』

整理も何も無いだろ…

シ『へ?、つまりは恋愛対象として好きってこと??』

ダ『…ん。』

あぁ、なんか。
しなければ良かったな…告白なんて






シ『…りょ、ぅおもぃだ…。』


ダ『え???』

いま、"両想いだ"って…???!?!!



シ『ンッ…ぐッ…かなっ、、ッわないっと。思っ、たのにィッ…』

シルクの目からポロポロと大きな涙が溢れている。

ダ『え??シルク?』

シ『おれ…ンもッ、好きっ…ずぅ、と前からっ…』

ダ『な、泣かないで…』

好きな人に目の前で泣かれるなんて、戸惑っちゃう。
取り敢えずシルクを抱き締める。

ダ『っつ、、、付き合ってくれますか?』

まさかっ、ね?両想いになれるなんて…

シ『っ、もち…ろ…んッ』

ダ『ありがとう。』

シルクのうん。という呟きが聞こえて、抱き締められる。

シルクの暖かさと疲れで瞼が落ちる。

ダ『今日は、もう寝ようか。』

シ『うん…』


此処(シルクの家のソファ)にお互い寝転ぶ。

シ『おやすみ…』

ダ『おやすみ。』


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