第4話

1 血縁
2,389
2021/01/28 14:05





夏油傑「偽造名は?」










          キガ
裏祓あなた「偽造名は、木賀あなたです。」













夏油傑「木賀か…」












裏祓あなた「裏祓家の表の顔しか知らない人に、自分の本名
       をしられたらおそらく戦うことになるでしょう。」











五条悟「そうだな……」











裏祓あなた「五条君…」












五条悟「なんだ?」












裏祓あなた「自分を殺したかったらいつでも殺していいですよ。」













傑/悟「!!!?」












裏祓あなた「裏祓家は御三家を裏切ったので…そういう仕打ちを受
      けてもおかしくないです。…少しでも殺したいと思った
      ら…殺してください。」












五条悟「(……辛そうな笑み……頑張って笑ってる…)…いや、そんなこ
    としねぇよ。……………………」








    「なぁ、傑。」











夏油傑「なんだ?」












五条悟「俺らでコイツ護ろうぜ。」












裏祓あなた「は…?なん…で」












五条悟「………何となくだよ。御三家の連中ならお前を狙ってもおかし
    くないだろう。殺されないために俺らで護るよ。」










裏祓あなた「っ!…………」











ポタッ……ポタッ……











夏油傑「いいな。それ」












裏祓あなた「あり……が…とう…ありがとう…ございます……」











夜蛾/硝子「……………」












五条悟「お前らもいんだろ?」












夜蛾正道「これは……」











五条悟「絶対他の奴らに言うなよ。言ってもいいが…
    ここから消えるぞ?」











夜蛾/硝子「あぁ…/うん。」












夜蛾正道「私も目をつむろう。」









         "高専"
夏油傑「でも、なぜ"ここ"に来た?」












裏祓あなた「陰で活動するには、ここには行かず家庭で呪術など
       を学びます。でも………」











五条悟「でも?」












ツーッ、………そのことを話そうとしたら、あなたは…











涙を流していた。











五条悟「う、裏祓?」












裏祓あなた「今の…………裏…祓家…は、自分…一人です!…
        血縁は…………誰一人と…いま…せん!…」












傑/悟/硝子/夜蛾「…………………………」










五条悟「もしかして…………ア、アイツ…らか」









夏油傑「?悟、知ってるのか?アイツらって…」









五条悟「あぁ…裏祓を全力で護れ…コイツの生存が悟られたら…
    コイツ………確実に殺されるぞ…」











家入硝子「え…じゃ、あ、この子の血縁って…」










五条悟「あぁ…そうだ…殺された…御三家の奴らに!!!!…」









夏油傑「そういうことか…裏祓家が殺された理由…それは…
    御三家は裏で裏祓家が祓っていたことを知らない…
    のうのうと生きていると思われた裏祓家は、御三家に
    殺された…」









五条悟「じゃあなんでコイツは生きてんだ…」










裏祓あなた「血縁が…殺されて自分が生きてる理由は…裏祓家
       の唯一1番の若者が自分だったから…です……
       親戚、親、兄弟は…自分を命懸けで隠しとうして、
       護りきってくれたんです…自分の命は…血縁…全員か
       ら、繋げられた…命…なんです…」






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