第20話

覚悟
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2018/09/10 13:48
有岡大貴
有岡大貴
ねぇ、
あなた

はっ、はぃっ!

有岡大貴
有岡大貴
声裏返った笑
 そりゃそーだよ!
 抱きしめられてるわけで……大貴の声が耳元でするんですから!!!
有岡大貴
有岡大貴
花火大会……涼介と行くの、?
あなた

えっ、涼介!?

有岡大貴
有岡大貴
涼介……なの?
あなた

いやいや、涼介じゃないよ

有岡大貴
有岡大貴
じゃあ誰……
あなた

そ、っそーいえば!

有岡大貴
有岡大貴
えっ?
あなた

大貴は依桜と行かないの?

 頑張った、私……!
 一生懸命話を逸らしました、
 だって、私ポーカーフェイス出来ないし、実際先約なんていないし……
有岡大貴
有岡大貴
俺さ、咲坂と別れたから
あなた

そ、そうなんだ……

有岡大貴
有岡大貴
ふはっ
あなた

……へっ!?

有岡大貴
有岡大貴
いや、別れた理由とかそういうこと聞かないの、あなたらしいなって。
あなた

そんな優しくないって笑

有岡大貴
有岡大貴
あなたは優しいよ
あなた

ど、どしたの

有岡大貴
有岡大貴
んーん。俺はいつも通り
 恥ずかしくて、大貴を直視できない……
有岡大貴
有岡大貴
あなたーこっち見て?
あなた

や、だっ

 どこからか出た私の甘い声。
 それで一層恥ずかしくなり、耳まで真っ赤に。

こりゃ大貴なんか見れやしないわ……




あなた

っ、ひゃ!



大貴に頬をつままれ強引に大貴と目が合う状態に。
有岡大貴
有岡大貴
これであなたが見れ___


でも今私は大貴に包まれているので、目が合ったらキスの距離。


大貴もそれに気づいて恥ずかしくなったみたい。


自分から言ってきたくせに私と目を合わせないよう逸らしてる。

有岡大貴
有岡大貴
っ、ごめ……
あなた

あ、や、……


そのままキスできたら良かったのに。
 そしたら想いは重なったのかな







その時一瞬、依桜の顔が頭の中を過ぎる。
 そうだ、依桜。


私がもし、大貴と付き合えたら、もう依桜は私なんかと親友でいられなくなる。
 今もそう。



最近でさえももう私と依桜の関係は危うい。
 それに加えて、私が大貴と付き合ったりなんかしたらどうだろう。



きっと、私の前から彼女は姿を消すだろう。
 私の顔なんかきっと、見たくもないはずだから。






そんな思いを抱いて、大貴と目を合わせる。
















この透き通った瞳に今映っているのは私だけ。

なのに、なのに、届かない想い。















もどかしくて、辛くて、寂しくて。




伝えちゃいけない、伝わっちゃいけない





そう思って、おもむろに目をそらした。




















有岡大貴
有岡大貴
あなた、?




だめだ、私は……











大貴から離れなくちゃ、だめなんだ。

















あなた

______ぃき

有岡大貴
有岡大貴
え、?
あなた

大貴、私ね、……


手を伸ばせば触れる距離。

けど、触れちゃいけないんだ。













だから私は、君から離れる覚悟を決めた。















































































「_______________私、涼介が好き 」

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