第3話

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2019/02/17 17:05
「なあ、のんちゃん起きてやぁ」


薄暗い寒い部屋に私の声が響く


「神ちゃん?しげちゃん?」


とんとんと優しく叩いても起きないメンバーに

どんどん不安が募る


「なぁ、誰か起きてや。あっくん。濵ちゃん。」


次第にポロポロ涙が溢れ

コンクリートにシミをつくった


「濵ちゃん。淳太くん。りゅうくん。なんで誰も起きひんの?」


いつも寝起きが悪いりゅうくんが起きないのは

まあ納得出来るが

毎朝早く起きているしげちゃんが起きひんのは

訳がわからんくて

さらに恐怖が襲ってくる


「起きてって、なあ」


怖くなった私は

部屋の隅で丸くなり

ひたすら泣いた

いつの間にか再び眠の世界へ落ちていた

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