第14話

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2019/02/21 15:28
中間 side


寒さで目が覚めた

そこには見慣れた天井も床も壁もなく

どれも同じコンクリートに見えた


中間「なんや・・・ここ・・・」


ゆっくり起き上がると

ずっと床の上に転がっていたせいか

腰がバキバキと悲鳴をあげた

部屋を見渡しても

その部屋には扉以外何も無かった

とりあえずこの部屋を出ようと

立ち上がると

なんの躊躇もなく扉が開いた


中間「うわ!」


濵田「わぁああ!?」


その空間に三十路のおっさんの悲鳴が響いた


濵田「はぁあ、人がおった」


俺の顔を見た濵ちゃんは

安心したように座り込んだ


中間「とりあえす違う部屋行こうや。俺この部屋嫌やねん」


何故か知らんけどこの部屋にいると寒気がする

早く出たかったから

ここに濵ちゃんが来てくれたのが好都合だ


濵田「じゃ、となりの部屋行かん?なんか絨毯豪華だったんよ」


中間「さっきみたいにパーっと開けたんか?」


濵田「だって誰かおるとか思わんやん」


こいつあほやな。普通は疑うもんやで。

と心の中で呟き

2人で部屋を出た

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