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第2話

パプリカ
作者
作者
今回は米津玄師さん作詞作曲、Foorinさん歌の「パプリカ」で作成しました。
それではスタート
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ふう、やっと着いた
そこは昔からこの国にある神聖な木、パプリカ。
歩はそこに手を当て、話始める。
愛弓。
元気か?俺はやっとこの木に来れる年齢になったよ。そして今日はここに、生まれて初めて来たんだ。愛弓はこの景色を俺よりも前にこ見たんだな。
この木に来れる年齢とは、この木には15歳以上の宣教師の家の者で男子しか来てはいけないと決っている。
愛弓
ねえ、お兄ちゃん!
この本見て!
今でも思い出す。愛弓と過ごした最後の日。
ん?なんだ?
愛弓
パプリカの木はね、この国が出来たときからずっとあるんだって
へー
愛弓
でね、そこに行くまでには、ぐねぐねのはしゃいだ?青葉の森の道を抜けて、その後並木を抜けるとキラキラした夢のような街があるんだって!
なんだそれ。嘘じゃないのか?
愛弓
何言ってるの?本当に決まってるじゃん!
俺は、木の生い茂った不気味な道を通り抜けていくとあるって聞いたことがあるぞ
愛弓
…………!
お兄ちゃんだって行ったことないクセに!
そうだけど。
その話は嘘としか考えられない!
愛弓
もういいもん!
私が行って確認してくる!
おい待て!あそこはまだ行っちゃだめだし、そもそもお前は女だぞ?
愛弓
知らない!行ってくるから!
じゃあね
おい!
そう言ってお前は出てったよな
あの夜、いつになっても帰ってこなくて、お父さんが探しに行ったらもういなかったんだよな
お父さん
もう、愛弓は神様の所へ行ったんだと思う
そんな………
お父さん
お前のせいじゃない
仕方ないことだ
はい
時々、迷い込んだりしていなくなってしまう人が多いらしい。だから仕方ないと言われた。
正直、悔しかったよ
俺のせいでお前はもう戻ってこれなくなったんだよな。あの後忘れようとしたけど、ずっと消しきれなくて頭の隅に残ってるんだ。
本当にごめんな…………俺のせいで…………
思い出す程に涙が溢れていく。そしてとうとう座り込んでしまった。
愛弓
そんなに泣かないで
!?あ、愛弓?
後ろを振り向くとそこには確かに愛弓が立っていた
愛弓
私はね、今、神様の元で楽しく暮らしているの
だからそんな悲しい顔をしないで
愛弓は俺の事を恨んでないのか?
愛弓
全然!むしろ自分に恨んでるよ
あの時、お兄ちゃんの言うこと聞かないで勝手に行っちゃったんだもん
でもね
でも?
愛弓
今は幸せだよ
皆が近くにいないのは悲しいけど空の上から楽しそうな姿が見れるから
そうか
愛弓
じゃあね、お兄ちゃん
あ、待ってくれ………
そう言ったが、その時にはもう愛弓の姿は無かった。
妖精
あなたが歩さん?
ああ、そうだが
お前は誰だ?
妖精
私は愛弓さんに頼まれてやってきた妖精です
はあ………で、なにか用があるのか?
妖精
あ、はい。
こちらです
そう言って妖精は歩に向かって手のひらサイズの麻袋を渡す
これは?
妖精
これは、このパプリカの木からなる、パプリカの花の種です
なるほど
これを何で俺に?
妖精
愛弓さんが「お兄ちゃんが悲しそうだからこの種をあげて」と言われたので
ああ、バレちゃったか
でも、なんで種なんか?
妖精
これを晴れた空の日にをまくと、笑顔が増えて、心が前向きになるのです!
はあ
妖精
そして、花が咲くとあなたの会いたい人に一度だけ!会うことができます
そ、そうなのか!?
妖精
はい!
そりゃ、凄いな
ありがとう
妖精
いえいえ、さようなら
歩は木と妖精に深く礼をすると速歩きで森を抜けていった
ただいま
おかあさん
おかえりなさい
あら、その袋は?
あ、あぁなんでもないよ
おかあさん
そう
誤魔化すように言うと歩は自分の部屋に行き、何も入っていない植木鉢を取り出した
ここに種を入れてっと………よし!できた!
このあと歩の顔には笑顔が増え、他の人から見るとなにかが吹っ切れたような表情になった。
そして、歩は花が咲くのを待っている。
そんな中、歩には恋人ができ結婚し、この家に嫁いでくることになった。家族との話し合いの結果、愛弓の部屋を妻個人の部屋にすることになった。今日はその部屋を掃除している
お父さん
これ、どうする?
おかあさん
なに?それ?
ん、見せて
それは、愛弓がパプリカの木に行く前に読んでいたあの本だった。歩はそれを手にとり、読み出した。
あ、これ
おかあさん
どうしたの?
その本にはこう書いてあった。
「パプリカの花言葉・・・君を忘れない」と
そういうことか
そう言うと、歩は少し微笑んだ。
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作者
作者
終わりです
書いていて気づいたのですが随分曲と話の雰囲気が違いますね。すみません

次回は、AIさんのハピネスを題材に作っていきます!