僕は今、イグニハイド寮という所に来ている。
…観音坂と一緒だけどね。
聞いた話だと、ネット環境が優れているとか。
僕にピッタリの場所だね。なんであいつと一緒かは分からないけど。
面倒臭い。とにかく面倒臭い。
そう思ったが、少しだけ話そうと思ってたことがある。
そうして、僕達は寮の中に入ったのだが…
思わず口に出してしまった。
驚いた。こんな機械を作るのに簡単に1年はかかりそうなものを作ってしまう。相当機械について詳しいのだろう。
僕友達少ないけど?と思いながら
と声をかけた。
オルトは部屋に案内してくれた。
まぁまぁ広く、機械も沢山置ける場所もある。
とても楽に生活が出来そうだ。
さっき引きこもり兄さんの話が出てきた。
全く…一兄を見習ってほしいね!
そうしてドンッ!とドアを開けた。
カ オ ス
僕はオルトが言う兄さんに挨拶をした。
…この人が寮長って大丈夫か?
本当と嘘を混ぜて言った。実際そうだけどね。
もっと知らないの来たんだが…???
僕も分からないから安心して。
これからの生活は楽に過ごせそうです。
三郎side
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。