第11話

イグニハイド寮とご対面。
937
2020/12/06 00:47
僕は今、イグニハイド寮という所に来ている。
…観音坂と一緒だけどね。
聞いた話だと、ネット環境が優れているとか。
僕にピッタリの場所だね。なんであいつと一緒かは分からないけど。
独歩
独歩
三郎君。行こっか。
三郎
三郎
なんで僕がお前の弟みたいにならないといけないんだよ。
独歩
独歩
それもそっか…ハハハ
俺は俺は俺は…
面倒臭い。とにかく面倒臭い。
三郎
三郎
…僕も強く言いすぎた。
早く行くぞ。
そう思ったが、少しだけ話そうと思ってたことがある。
三郎
三郎
少し思いついたけど、マイクの事、年齢の事など…内緒にしてよう。
異世界から来たってバレたら面倒臭いだろう?
独歩
独歩
それもそうだな。
そうして、僕達は寮の中に入ったのだが…
三郎
三郎
機械だらけ…
思わず口に出してしまった。
???
???
兄さんはすごいでしょー?
独歩
独歩
ヒィ!き、君は…?
三郎
三郎
機械だけど…ここの生徒…?
オルト
オルト
僕はオルト・シュラウド!
兄さんが僕を作ってくれたんだ!
兄さん、いつも自分の部屋にいるから僕が案内するよ!
驚いた。こんな機械を作るのに簡単に1年はかかりそうなものを作ってしまう。相当機械について詳しいのだろう。
独歩
独歩
ありがとうございます。
オルト
オルト
うん!せっかくだし仲良くしたいから敬語やめて友達のように接しようよ!
僕友達少ないけど?と思いながら
三郎
三郎
よろしく。
と声をかけた。
オルトは部屋に案内してくれた。
まぁまぁ広く、機械も沢山置ける場所もある。
とても楽に生活が出来そうだ。
オルト
オルト
最後になんだけど…兄さん出てくれるかな?
さっき引きこもり兄さんの話が出てきた。
全く…一兄を見習ってほしいね!
オルト
オルト
兄さん!新しい人達連れてきたよー!
そうしてドンッ!とドアを開けた。
???
???
ヒッ!人…君達は…学園長に言われた…?
独歩
独歩
驚かせてしまいましたか…?
すみませんすみませんすみません…
カ オ ス
僕はオルトが言う兄さんに挨拶をした。
三郎
三郎
僕は山田三郎。名前は。
イデア
イデア
拙者は…イデア・シュラウド。
ここの寮長でござる…
…この人が寮長って大丈夫か?
オルト
オルト
ねぇねぇ!君達は魔法って使えるの?
僕は機械だから魔法使えなくてね!エヘヘ
三郎
三郎
まぁ…この寮に選ばれたから使えると思うけど使い方がいまいち分からなくて…
本当と嘘を混ぜて言った。実際そうだけどね。
オルト
オルト
ユニーク魔法は?
もっと知らないの来たんだが…???
独歩
独歩
三郎君が言う通り、俺達は魔法自体が使えるか曖昧だからユニーク魔法も使えないと思うんだ。
そもそもユニーク魔法を知らないし…
イデア
イデア
学園長殿は何を考えてるか…分からぬ。
僕も分からないから安心して。

これからの生活は楽に過ごせそうです。

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