次の日のお昼
神山高校
お昼の時間になったことだし
さて、司くんにだけでも放課後のことを伝えないといけないね
すると…
おっ!類!
あっ司くん
いいところに来たじゃないか
聞きたいことがあるんだがお昼一緒にどうだい?
その聞きたいこととはまたオレに無茶なことをさせるというのか?…
それは違うさ
それに、僕はそんなに無茶なことをさせた覚えはないんだけどな
いや、いつもさせてるだろ!
まぁ、それはともかく、聞きたいことっていうのは何だ?
ショーをやる僕たちのグループに1人メンバーが加わるってなったら反対するかい?
何っ!?
新しいメンバーができるのか!?
いや、確実ではないよ
ただ、ショーに興味を持った知り合いがいてね
色々と事情があって昔から辛い思いをしていたから
ショーで楽しまないかって昨日誘ってみたのさ
それで返事はどうだったんだ!?
ショーを見に行きたいと言っていたよ
練習しているところを見学したいとね
なるほど…
それで、今日の放課後に見学に来るように伝えたのだけど大丈夫かい?
嗚呼、オレは構わないぞ!
あと、その見学に来る奴は誰なんだ?
それは、お互いにあってから紹介するよ
それなら頼んだ!
あと、1つ約束してほしいことがあるんだが
まだグループに入ることを決めたわけでもなく今日は見学するだけなんだ
あまり強引にグループに入れさせるように追い詰めるのはやめてほしい
分かった!任せろ!
これで大丈夫そうだね
えむくんは誰とでも仲良くなれる子だし
あとは、寧々があなたのことを受け入れられるかどうかだね
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!