学校に着いて、教室に向かおうと廊下を歩いているとそこには昨日のショーで知り合った草薙さんがいた。
待ってたよ
お、おはようございます…
おはよ
そんなに固くならなくていいのに
あまり話すのが慣れていないので…
そっか…
そんなことよりも、私、あなたに伝えたいことがある
伝えたいこと?…
うん
私、あなたと友達になりたいの
友達っ!?…
なんでこんな私なんかと…
昨日も言ったと思うけど私もあなたと似たような過去があるから
私は類に救われたから今度はあなたを救う番
全部繋がってる
ショーだけじゃなく学校も楽しいと思わせたい
学校でも楽しませる…
確かにショーの楽しさは知れても学校生活は何も変わってない…
学校、楽しみたい…
それに、友達になりたい
私も草薙さんと友達になりたい
友達ならさん付けじゃないでしょ
寧々でいいよ
寧々は、ニコリと笑顔を見せた。
その笑顔は昨日のショーで見たキラキラと輝いている笑顔に見えた。
ありがとう、寧々
私がいつかキラキラと輝いた笑顔を見せたときにはもう迷いなんてなくなっているのかな
仲間と友情を深められているのかな
未来は見えないけど
私にできることは進むことしかない
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