私はその後、類たちのショーを見ていた
類は昔1人でショーをしていたみたいだけど
こんなに仲間が増えてるなんて
類は中学生のときに色々とあったけど幸福してきてる
けど、私は…
類はこれから頑張ればいいって言ってくれるけど
私って裏切り者だね…
どうすれば…
すると、類たちは休憩に入ったのか私の方によってきた
そんな、4人が会話しているところが何だか羨ましくなってきた
小学校で1人でいるときみたいに…
そして、その後も私は類たちのショーを見てとうとう練習が終わった
"待ってるね"その言葉が私の心に響いた
そう言われたとき、私は人生の中で一番嬉しかった…
久しぶりの笑顔…
いつも、自分なんかどうでもいいと思っていたけど
このときだけはショーをやって輝きたいと思った
みんな優しい…
ただのうるさい人だと思っていた私が間違ってた…
ショーで繋がった初めての仲間は最高の仲間なんだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。