第2話

突然の再会?
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2018/11/29 12:28
放課後の図書館。

それは、私にとって学校で一番落ち着く好きな場所だ。

静かで、他人に気にすることなく過ごすことが出来る。そして、本を読むのが好きな私にとって、最高の場所だ。
ほぼ毎日のように通っている。

ねぇ、花村彩葉さん…だよね?
彩葉
!?
いつも誰にも話しかけられないはずなのに、誰かに声をかけられ、思わずびっくりする。

しかも、名前を呼ばれて。
振り向くと、そこには、いわゆる“無条件でモテそうなイケメン”がいた。


(誰…?…どこかで見た事のあるような…。)
あぁ、やっぱり彩葉だ。
(呼び捨て…!?)


私を知っているような素振りだか、当の私はまったく誰だか思い出せない。
彩葉
あの…誰ですか…?
授業と必要なこと以外を学校で話すのなんていつぶりだろう。
え〜俺のこと覚えてないの?
(いや、そもそも私そんなに気軽に人と話さないし覚えてる以前の問題じゃない!?)

私の名前を知っているということは、能力のことも勿論知っているはずだ。
春芽 陽(はるめ よう)って言ったら分かる?
(春芽陽…春芽陽…はるめ…)
彩葉
…!
あっ、その顔は思い出したな。
春芽陽…忘れる訳が無い。

幼稚園の頃、なんとかダンス、みたいなやつで、手を繋いだ時に私が初めて心の声を聞いた人間だ。
よっ!久しぶり。
(その時に聞いた心の声って……)




「俺、彩葉のことが好き」


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