第7話

が (過去)
34
2020/08/31 12:00
秋音(あきね)
秋音(あきね)
あ、あなた~…おはよぉ
(なまえ)
あなた
ん、おはよ!
秋音(あきね)
秋音(あきね)
あれ?依奈は?
(なまえ)
あなた
あぁ…依奈なら___
依奈(いな)
依奈(いな)
おっはよぉー!
秋音(あきね)
秋音(あきね)
うおっ!
 
んぁぁぁ…吃驚したぁ…もぉ…
冠菜(かんな)
冠菜(かんな)
あ、おはよぉ…
…私には三人の親友がいた。
 
依奈と秋音と冠菜…という子だった。
 
でも、私達は最初から仲が良い訳ではなかった。
 
私と秋音はようつべの話で気が合った。
 
その後、秋音と話してる時に依奈を知った。
 
それから依奈ともようつべの話をするようになった。
 
この三人で仲良くしていく…私は本当にそう思ってた。
 
 
でも違った。
 
うちのクラスには、本当に仲の良い二人組がいた。
 
名前は黐羽ちゃんと冠菜。
 
でも、二人はずっと一緒にはいられなかった。
 
黐羽ちゃんは引っ越す事になったのだ。
 
それから…かな。冠菜が私達のグループに来るようになったのは。
 
 
正直言って、結構辛かった。
 
だって_________________
冠菜(かんな)
冠菜(かんな)
あ、あなた!
 
…後で来いよ(ボソッ)
(なまえ)
あなた
…分かった。
こいつ冠菜は私を虐めてるから。
 
でも、この事を依奈と秋音は知らない。
 
何なら冠菜は、私が冠菜を虐めてる…と言ってるらしい。
 
まぁ依奈は信じてないけど。
 
秋音は結構信じてるらしいよ?
 
…皮肉だね。
 
こんなにも好きなのに、何で?私の愛を認めてよ。
 
…もう分かったかもしれないが、私は両性愛者だ。
 
そして、秋音の事が好きだ。
 
でも、叶わなかった。だって_____________
秋音(あきね)
秋音(あきね)
…は?あなたが冠菜の事虐めてんでしょ?
 
知ってるから。言い訳も出来ないよ。
冠菜(かんな)
冠菜(かんな)
…酷いね、何でそんな事が出来るの…?
 
私、辛かったんだよ…?
(なまえ)
あなた
そう、秋音は完全にあっちへ行ってしまった。
 
依奈は信じてくれると思った。
 
思ったのに…
依奈(いな)
依奈(いな)
…あなた。私はあなたといたいけど…
 
虐められるのは嫌なんだよね…ねぇ、あなた?
あぁ、こういう子だった。
 
彼女も過去に虐められてた。だから虐められるのが嫌なんだろう。
 
でも、流石にこんな屑だとは思わなかった。
 
…はぁ。
(なまえ)
あなた
…良いよ。あっちに行きたいなら行けば?
依奈(いな)
依奈(いな)
…うん、ありがと。
 
ごめんね…w
私の事を笑って、あいつ依奈は裏切った。
 
それから、堂々と虐めてくるようになった。
 
私を避ける、蹴る、物を投げる、壊す…
 
私の精神は限界になった。
 
だから、逃げた。…先生に言った。
 
一回目の話し合い。
 
秋音は冠菜に私の悪口を言われ、それが正しいと信じていた。
 
だから私は必至に弁解した。
 
あの時は、冠菜が呼び出したんだよ。
 
それでストレス発散。と言われて殴られたんだ…と。
 
その時秋音は、私にごめんと謝ってくれた。
 
 
…まぁでも、これで終わる訳がなくて
秋音(あきね)
秋音(あきね)
ねぇ、また冠菜の事やってんの?
 
はっ…最低だね?w
依奈(いな)
依奈(いな)
本当にw
 
生きてる意味あんの?ww
(なまえ)
あなた
そこから…かな。
 
軽く演じるようになった。
 
語尾に“ぜ”とか“ねぇよ”を付けないようにした。
 
きっと私が男っぽかったから、だから虐める。
 
そう思ってたから。
 
…そして、二回目の話し合い。
先生
先生
秋音さん?
 
先生は前回で、この話は終わったと思ってたけど…
 
違かったの?
秋音(あきね)
秋音(あきね)
…だって______________

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