午後5:00
館の中に入り、紅魔館と同じような感じで大きな扉に入ると、ある1人の女性が立っていた。
妖夢「幽々子様、失礼します。」
幽々子「お疲れ様、妖夢。そして久しぶりね、霊夢。」
どうやらこの館の主人は幽々子らしい。
幽々子は、パジャマのような着物を着て、帽子と扇子を身に付けている。
霊夢「あぁ、久しぶり。そんじゃ、ほい。」
霊夢は、同じ人に勉強を教えるのが嫌だと分かるような、言葉を出した。段々と面倒くさくなっているのがよく分かる態度だった。
幽々子「あまり乗り気じゃないのかしら。まぁ良いわ。凜々ちゃん、此処は死んだ人達が集まる場所よ。」
凜々「えっえぇっ?!」
普通だとそうなるが、慣れてしまったせいか、あまり驚かなかった。
幽々子「えっと、じゃあ妖夢。案内お願い!」
驚かなかった事を思ったのか、妖夢にタライが回って来た。
妖夢「えっ?あっはい!分かりました。では凜々さん、こっちに来て下さい。」
そう言われたので、凜々は妖夢について行った。凜々と妖夢が居なくなり、部屋には霊夢と幽々子だけになった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!