第38話

35 罪
67
2019/11/12 14:56
午後5:38
凜々「起きて、霊夢。」
凜々がそう言った途端、飛び上がるように霊夢は起きた。
霊夢「凜々、、、ハッ!魂達は!?」
霊夢は周りを見る。だが、何処にも魂達がいない。
凜々「いないよ。全部私が殺しちゃったんだもん。」
霊夢「えっ?」
霊夢は凜々を見た。
霊夢「なんで殺したの?」
霊夢が問いかける。
凜々「分からない。とにかく殺したくなった。殺したくて殺したくてしょうがなくなった。」
霊夢は何も言わない。
凜々「でも、私は人を殺した。もしかしたら、私のせいで無関係の人まで殺してしまったのかもしれない。私のせいで、私が殺しちゃったから、、、」
凜々は精神が保てなくなりそうになっている。妖夢と幽々子は、ただ悲しい顔で見ている。それもそうだ。どうお世辞をつければ良いのかが分からないのだ。

だが、霊夢は違った。
霊夢は、右手を上に上げた。凜々は、叩かれると思い、目を瞑った。だが違う。霊夢の右手は頭に触れ、優しくそっと撫でた。

プリ小説オーディオドラマ