午後3:18
「よっ!メディスン!」
魔理沙が手を軽く挙げながら声をかける。
「あ!魔理沙!!」
メディスンは魔理沙の存在に気付くと、ある程度は寄るものの、パーソナルスペースを保つかの様にある程度の距離を保ち立った。
その距離を、魔理沙が縮めて行く。
「久しぶりだなぁ!」
(魔理沙が行くなら)
っと、凛々が1歩踏み出そうとした時、
アリスに止められた。
「なんで止めたの?」
凛々は問う。
「あの子、メディスン・メランコリーの能力は毒を操る能力。それ故に、毒の事ならなんでも知っている。だけども、メディスンは、自分の力を少し制御出来ない事があって、常に毒が体外から放出している状態なの。」
なるほど、この話から推測するにつまり、魔理沙は魔法をかけて近づいているものの、その魔法にかかっていない凛々達は近づけないと言う事だ。
「で、メディスン、、話があるんだ。」
魔理沙は、淡々と話をしていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!